エン・ジャパンは、運営するスカウト転職サービス「AMBI(アンビ)」において、34歳以下のユーザーを対象に「スタートアップへの転職」に関するアンケートを実施した。
約7割のユーザーが「スタートアップへ転職したい」と回答
スタートアップ企業への転職についてどう思うかたずねたところ、計67%が「転職したい」(「積極的に転職したい」9%、「条件次第では転職したい」58%)と回答。所属企業規模別でみると、現在スタートアップ/ベンチャー企業に所属しているユーザーのほうが、スタートアップ企業への転職について前向きなことが明らかになった。
スタートアップに転職したい理由の1位は「今後のキャリアアップのために多様な経験を積みたいから」
スタートアップ企業へ「積極的に転職したい」「条件次第では転職したい」と回答したユーザーに理由をたずねたところ、「今後のキャリアアップのために多様な経験を積みたいから」(53%)がもっとも多くなった。
一方、スタートアップ企業について「検討はするが、どちらかといえば転職したくない」「転職したくない」と回答したユーザーに理由をたずねたところ、「企業の将来性が不安だから」(62%)がもっとも多くなった。所属企業別で見たところ、大手・中小企業所属のユーザーは全体の結果と大きな差が生じなかったが、スタートアップ/ベンチャー企業所属のユーザーは「急激な変化が多そうだから」(72%)がもっとも多くなった。
企業選びで詳細に知れると嬉しい情報トップは「具体的な仕事内容」
自分に合う企業を判断する際、参考になると思うものをたずねた。その結果、「口コミサイト」(71%)がもっとも多く、「企業の採用HPやコーポレートサイト」(64%)が続いた。
参考にしている媒体を通して詳細を知れると嬉しいことを思うことをたずねた。その結果、「具体的な仕事内容」(76%)がもっとも多く、「給与や昇給イメージ」(73%)、「会社や社員の雰囲気」(67%)と続いた。
「口コミサイト」と回答した理由
- 口コミサイトは在籍中の人のコメントや、退職した人がなぜ辞めたかなどが分かるため、合う/合わないを調べるのに良い(20代女性/大手企業所属)
- 実際に働いている人の声が反映されていて、良い面/悪い面をリアルに感じられるから(20代女性/スタートアップ企業所属)
- 企業発信だけだと、良い面や誇張した見せ方だけになっていそうで信用しきれない。長く働くためには、辛いことも理解した上で選考に臨みたい(30代女性/中小企業所属)
「企業の採用HPやコーポレートサイト」と回答した理由
- 企業のHPや広報活動が、企業理解への一番の近道だと感じている。その上で、SNSやオウンドメディアの活用を積極的に行なっている企業であれば、より考え方の深堀りができるためよく確認している(30代男性/中小企業所属)
- 公式のものを1番に見る。人に伝えたい情報をきちんとまとめられているかも、採用活動の熱量に表れると思うから(20代女性/大手企業所属)
- 口コミサイトより、公的に発信されている情報のほうが信頼度が高いと感じるため(30代男性/スタートップ企業所属)
「企業が運営するSNS」と回答した理由
- SNSが普及している時代でそういったツールを活用している企業は、時流に合っているように思うため(20代男性/中小企業所属)
- 今ではたくさんの企業がSNSアカウントを作成し発信を行なっている。通称「中の人」がどのように業務しているのか知れるため、その会社をより身近に感じられる(20代女性/大手企業所属)
- コーポレートサイトよりもSNSのほうが、担当者の意向などリアルな職場の雰囲気や空気感が反映されやすいと思うため(30代女性/中小企業所属)
調査概要
- 調査方法:インターネットによるアンケート
- 調査対象:AMBIを利用する34歳以下のユーザー
- 有効回答数:1,067名
- 調査期間:2023年6月15日~6月30日