ニコンは、従業員の年収水準引き上げを決定したことを発表した。従業員の年収水準が現行制度比で平均約3%、ひとりあたり最大約20%増加する。
ニコンは、現中期経営計画で掲げる2030年のありたい姿「人と機械が共創する社会の中心企業」の実現に向け、人的資本への戦略投資を実施し、経営戦略の実行を担う人材の獲得、育成、活躍を強化している。
すでに2018年には年功要素の強い評価・処遇制度を廃止し、ジョブ型の人事制度を導入するなど人事制度改革を推進。加えて2022年度は、国内のニコングループ全体で新卒採用・キャリア採用合わせて570名(前年度比約2倍)の採用を計画している。今回の年収水準引き上げもこれらの取り組みの一環であり、従業員の活躍に報いるとともに、高度な専門性を有する多様な人材を継続的に確保することを企図している。