エモーションテックは、北國フィナンシャルホールディングス(以下、北國FHD)が従業員体験マネジメントサービス「EmotionTech EX」を導入したことを発表した。これに伴い北國FHDは、統合報告書2022よりEmotionTech EXの調査を通して得た従業員エンゲージメントスコアeNPSを開示することを決定した。
2021年10月、北國銀行は、従来の銀行業の枠組みを超えた地域経済の活性化に貢献する「次世代版 地域総合会社」の実現に向け、持株会社である北國FHDを設立。2022年3月には人事制度の抜本的な見直しを行い、イノベーションを起こせるプロフェッショナル人材の育成に注力した人的資本経営の実現を目指してきた。
このような背景から、北國FHDでは、持続的な従業員エンゲージメント向上に向けて従業員のフィードバックデータから改善施策を継続的に実施できる仕組みを構築するため、EmotionTech EXを導入した。今後北國FHDでは、EmotionTech EXを活用した従業員エンゲージメント調査の継続的な実施と改善サイクルの定着を図る。
また、今年発表する統合報告書2022よりeNPSを開示することで、従業員体験改善の持続的な取組みを実現するとともに、その取組みをさまざまなステークホルダーに情報開示し、建設的な対話を推進する。
北國FHDにおける「EmotionTech EX」の活用方法
全従業員2,200名(2022年4月時点)を対象に、1月・7月の年2回のタイミングでウェブアンケートを活用した調査および分析を実施する。調査内容は「現在の職場で働くことを親しい友人や知人に、どの程度おすすめしたいと思いますか?」(0~10の11段階より選択)という推奨度を問う質問と、業務内容や人間関係、成長機会やビジョンなどの各従業員体験に関する質問で構成。それぞれの従業員体験が、推奨度の向上にとってどれほど影響力を持っているのか分析する。分析結果はリアルタイムにクラウドシステム上にレポートされ、社内で共有する。北國FHDはこの分析結果を社員とのコミュニケーションに活用し、人事戦略のさらなるブラッシュアップにも有効に活用していく予定。