パーソルワークスデザインは、直近1年以内に転職した正社員1,000名を対象に「転職と健康経営に係る意識調査」を実施した。
転職前後で「仕事満足度」は13%から40%へ
回答者に仕事に対する満足度を尋ねると、仕事満足度は「満足」「やや満足」の割合は転職前後で13%から40%上昇。また、「不満」「やや不満」の割合は65%から26%に下落していた。
転職者の「健康への関心度」は76%
健康に関心を払う回答者は20代では70%、50代では84%であった。
「健康経営認知度」は41%
健康関心度は年代が高くなるごとに高まっていたが、健康経営の認知度については若年層(20代・30代)がより高い数値を示した。
働く目的「お金を得るため」が最多 「つながり」「自己成長」は約4割
回答者に働く目的(複数選択可)を尋ねると、短期的・将来的な「お金を得るため」がもっとも多く、次いで「社会や人のため」「自己成長」などの「やりがい」に関する言及が続いた。
転職先を「ホワイト企業」と認知する人ほど転職後の満足度や幸福度が高い
実態にかかわらず、転職者本人が転職先を「ホワイト企業」であると認知して就業していることは「仕事満足度」「生活幸福度」に直結している様子がうかがえる結果に。
「健康リテラシー」が高いほど転職後の「満足度」「幸福度」が高い傾向
求職者が考える「企業の健康施策に対する見立て」「企業の健康関連施策の重要度」を数値化した「健康リテラシー」を高位・中位・低位に分けた際、「健康リテラシー」高位群は転職後の「生活幸福度」が高い傾向がうかがえた。また、年収による影響を明らかにするべく、年収400万円未満と年収400万円以上の群で比較をしても傾向に変化は見られなかった。
調査概要
- 調査対象:直近1年以内に転職した20歳~59歳の正社員1,000名
- 調査期間:2022年1月13日~17日