三菱電機インフォメーションシステムズ(以下、MDIS)はMicrosoft Teams録音サービス「nokos」の発売を発表した。同サービスは、Microsoft Teamsで実施される通話、会議の全自動録音を可能にするMicrosoft Teams録音サービスで、2022年3月の発売後は5年間で50,000ユーザー分(Teamsユーザー換算)の導入を目標としている。
ウィズコロナの時代においてテレワークを導入する企業が増加し、Teamsをはじめとしたウェブ会議システムが急速に普及している。こうしたコミュニケーションツールを利用するうえでは、企業のコンプライアンス対応強化が課題となり、コンプライアンスを遵守するための仕組みが求められている。
録音対象として登録したTeamsユーザーの通話や会議を全自動録音する「nokos」。同サービスを活用することでコンプライアンス部門、内部監査部門、会議出席者の上長が統制目的で音声データを検索、再生することができる。MDISは、すでにオンプレミスでのTeams録音機能を提供して実施しているが、顧客からの「少人数から気軽に活用したい」とのニーズを受けて同サービスの開発に至った。
サービス特徴
1. Teamsの通話や会議を全自動で録音/録画により内部統制を支援
- Teams標準機能である手動録音とは異なり、ユーザーが意識することなく全自動で録音/録画し、録音漏れを防止する
- 全自動録音となるため故意の録音停止が不可となり、従業員に対する牽制(営業員の対顧客勧誘・説明状況の事後チェックの徹底・NGワードチェック)によるコンプライアンス遵守の徹底が実現
2. ブラウザーがあれば利用でき、第三者による検索、再生操作が容易
- 端末に専用ソフトウエアの導入が不要なWebUI方式
- 日時や録音対象ユーザー名、ユーザーのグループ化に用いるタグを活用した検索、再生が可能
- 第三者による検索、再生により監査、統制に利用可能
3. クラウド経由のサービス提供により導入、運用が容易
- 導入企業側に専用サーバー設置が不要、初期導入時の負担が軽く運用も容易
- 1ユーザー(Teamsユーザー1人)から導入可能
- FISC安全対策基準に準拠したマルチクラウドストレージで音声データを管理