三菱地所ホームは、デジタル活用による家づくり体験の品質向上と住宅の仕様選定にかかる打合せの効率化、着工までのスケジュールやタスク管理を目的として、オンラインでの仕様選びを中心とした家づくりプラットフォーム「Online Style Lounge」を自社開発し、本格運用にむけたトライアルを11月1日から開始する。
トライアル期間では施策やシステムツールの社内利用における有効性を検証し、その結果を踏まえて顧客利用での利便性や品質を向上させながら、来春の本格的な運用を目指す。
近年のデジタル技術革新にともなってあらゆる製品やサービスがオンラインで提供され始めているほか、働き方改革によりオンライン会議やテレワークなどデジタルを利用したコミュニケーション機会が増加した。こうした背景を受けて、住宅仕様の選定をオンラインで行う家づくりのプラットフォーム「Online Style Lounge」が開発された。
同システムはオンラインで住宅の内外装などの仕様選びとそれに付随するコミュニケーションを提供する会員制プラットフォーム。従来の注文住宅における家づくりは、営業担当者との対面型の打ち合せ回数の多さや、膨大な資料を確認しながら仕様選定を進める煩わしさが顧客にとっての負担として指摘されていた。
「Online Style Lounge」では、専用ページで床材や建具などの仕様を手軽にシミュレーション、完成イメージを即時に確認することができるため、さまざまな情報に触れながら主体的に家づくりを進めることができる。営業担当者と図面や議事録などをオンライン上で共有し、スケジュール・タスク管理の負担を軽減する機能も搭載されているため、よりスムーズな「家づくり」の計画を支援する。