アンダーワークスが、国内で利用可能な主要マーケティングテクノロジー1,317種類を分類した「マーケティングテクノロジーカオスマップJAPAN 2021」を発表した。2017年より毎年発表されている同カオスマップは今年で5回目のアップデートとなる。
新型コロナウイルスの影響もあり、企業のマーケティング活動においては、リモート化にともなうバーチャルイベントや商談など「オフラインチャネルのデジタル化」、カスタマーサクセスや音声SNSなど新たな顧客接点への注目、多様な顧客接点のデータ・テクノロジーを統合する「オールインワン」の出現などの特徴がうかがえる。さらに、サードパーティクッキーの規制にともない個人情報保護関連で対応が求められるなど、業界外からも注目を集めている。
しかし、顧客チャネルが多様化しテクノロジーも急増する一方で、マーケティングにかかわる組織・施策が連携できていなかったり、各ツールを連動できていないなどの課題も顕在化し始めている。そこで、 ニーズの異なる顧客1人ひとりに対して、あらゆる顧客データを活用し、さまざまな顧客接点でパーソナライズされたコミュニケーションを行う 「マーケティングオーケストレーション」の動きもいっそう重要になってきている点も昨今の傾向として挙げられた。