NXP Semiconductorsが、アメリカ ワシントンD.C.地域の輸送サービスを提供するワシントン首都圏交通局(Metro)と地域交通機関の運賃決済手段となる「MetroのSmarTripカード」のデジタル化を発表した。乗客にNFC対応AndroidスマートフォンでGoogle Payを使用するオプションを提供し、地下鉄やバスへのシームレスな乗車を実現する。
MetroはワシントンD.C.とメリーランド州郊外、バージニア州郊外を結ぶアメリカでもっとも利用者の多い高速鉄道システムのひとつ。NXPのMIFARE 2GOサービスはGoogle Payに統合されていることから、MIFARE製品がベースのバーチャル交通カードを自身のスマートフォン上で利用することが可能になり、運賃決済、Metro駅やバスへのアクセスを非接触で行うことができるように。そのほかにも、乗客は券売機に並ぶことなくバーチャル・カードの購入やチャージが可能になるため、さらなる利便性の向上が見込まれる。