NTTデータグローバルソリューションズは、京セラドキュメントソリューションズの社内DXの取り組みを加速させるため、国内で初めてSAPジャパンのクラウドデータマネジメントサービス「SAP HANA Cloud」を採用し、デジタルコア基盤の構築を完了したことを発表した。
京セラドキュメントソリューションズは、2004年にSAP ERPを導入し、業務プロセスと基幹システムの標準化を図ると同時に、SAP Business Warehouseの導入により、グローバル統合データベースの構築を行っていた。2013年には、SAP HANAを導入し、データ活用のモダナイゼーションを実現してきたが、オンプレミスで構築された基盤では、急激に変化するビジネス要件への対応や先進技術の活用に時間を要し、データ活用の取り組みにおいて課題を抱えていた。そうした課題にアプローチするべく、次世代データ分析基盤の中核となるDXデジタルコア基盤として、SAP HANA Cloudの採用が決定された。導入にあたっての主な目的は次のとおり。
- 機械学習を活用した先進的なデータ分析を実現すること
- データ蓄積およびデータ分析の両面からクラウド化することで継続的な先進技術の活用と運用費のコストダウンをはかること
- 集計や分析処理の高速化により既存資産を有効活用すること