サイバーソリューションズは、 同社が提供するビジネスチャット『CYBERCHAT(サイバーチャット)』に、 ビデオ会議サービス『Zoom』との連携などテレワークをよりスムーズに行うための機能を9月1日(火)に新たに追加することを発表。
テレワーク下にある社内外の打ち合わせや、 往訪に代わる営業活動を支援する『Zoom』などビデオ会議ツールの需要が増加。会議の主催者が『Zoom』のオンラインミーティングを設定し、 発行されたミーティングのURLをメールやチャットで参加者に通知するのが一般的だが、 各ツールが別々なためURLをコピーペーストして、 会議への招待メールやチャットを個別に送らなければならないなどの面倒があった。
そこで『CYBERCHAT』では、 チャット上で『Zoom』のオンラインミーティングの設定ができ、 同時にミーティングのURLやパスワードの情報をチャットのルーム上に自動的に発行し参加者に周知することができる連携を実現。 ゲストアカウント機能を利用すれば、 取引先や社外のプロジェクトメンバーともチャットが行えるため、 社員間はもちろん、 社外のメンバーともすぐに打ち合わせを行いたい場合などでの作業の手間を削減し、 テレワーク時でのよりスムーズなコミュニケーションを支援する。
今回は連携の第一弾として、 チャット上からのオンラインミーティングの設定と参加を可能とする機能を提供し、 今後第二弾としてチャット上から音声通話をシームレスに行えるための連携を実現していく予定。
また今回、 『CYBERCHAT』の使用において、 テキストメッセージのみ閲覧・登録できる機能や、 画像の表示は許可するがファイルや画像のアップロード・ダウンロード機能をユーザーレベル毎に制御できる機能を追加した。
もともとチャットは、 テキストメッセージだけでなく、 ファイルや画像を手軽に共有できることが特徴のひとつ。 一方で、 急遽テレワークを導入した企業によっては、 会社配布のデバイスの用意が間に合わず、 BYOD(Bring Your Own Device:個人デバイスの業務利用)での使用をせざるを得ないケースも少なくない。 そのような状況において「コミュニケーションはチャットでタイムリーに行いたいが、 ファイルや画像はセキュリティが確保された環境でのみ扱えるようにしたい」といったユーザー企業の声に応え、 テキストメッセージのみやり取りができ、 ファイルの持ち出しはできない機能を追加した。
新型コロナウイルス対策だけでなく、 企業のテレワーク導入は社会の急務。 同社はメールとチャットを融合したメッセージコミュニケーションのソリューションを軸に、 ビデオ会議サービスなどの連携を強化することで、 よりスムーズなテレワーク導入を支援し、 日本企業の働き方の変革に貢献していく考え。