Facebookは、Workplaceにこれからの働き方を支援する新機能を追加した。
Workplaceとは、企業向けのコミュニケーションプラットフォームサービスであり、ニュースフィードやグループ、チャット、ライブ動画などFacebookと同様の機能を利用しながら、企業内のコミュニケーションの活性化・業務効率化をサポートするサービス。3月18日(米国時間)より、アドバンス版を、公的機関や救急医療機関に対して12か月間無償で提供している。
Workplaceルーム: ビデオ通話の手間を軽減
Workplaceルームは、Workplaceのアカウントを持たない人や社外の人も含め、最大50人まで招待が可能で、時間無制限でビデオ通話を使用できる。
チームミーティングやオンライン飲み会、あるいはクイックな1対1の通話でも、Workplaceチャット、グループ、ニュースフィードもしくはPortalから、ビデオ通話用のリンクを簡単に作成し、チャットや投稿、メール、テキストメッセージで共有可能。画面共有機能を使えば、リアルタイムで共同作業もできる。
ルームを作成する際、他者の参加を避けるためにロックをかけたり、自発的なおしゃべりを促進するために参加を自由にしたり、もしくは不適切な参加者を削除することができる。セキュリティのため、ルームを作成するごとに新しいリンクが生成され、有効期限が切れるとそのリンクを再度使用することはできない。
Live Producerで制作価値を高める
Live Producerは、デスクトップからWorkplace上でライブ配信をするための新機能で、より高い質と優れたコントロール性、双方向性を備えている。ライブ動画の配信予定の設定や、画面の共有、Q&A機能を使って視聴者から質問を受け付けたり投票ができるようになる。
また、自動キャプション機能を用いることで、ライブ配信時に字幕をつけることが可能に。この機能は英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、そしてスペイン語で利用できる。動画の自動翻訳機能も備えており、上記の6つの言語内であれば相互に翻訳することが可能。ライブ配信後にその動画をオンデマンドで配信する際、字幕に変更を加えたい場合は編集することもできる。
Oculus for Businessで社内にVRを
Oculus Questの発売以降、VRの需要はエンターテイメントだけでなく、没入型のある職場でのトレーニングやバーチャルミーティングなどにも広がっている。Nestle Purinaの営業担当者は、VRを使用して小売店のディスプレイを視覚化し、出張を減らしながら営業チームを招集するなど、現在、より多くの企業がVRを利用し、業績を向上させている。
Oculus for Businessプラットフォームは、VR導入時のセットアップと管理のためのソフトウェア、カスタマイズされたヘッドセット内の体験、エンタープライズ水準のカスタマーサポートを提供しており、現在一般に提供開始されている。Oculus for BusinessはWorkplace上に構築されており、Workplaceのセキュリティ基盤とプライバシー慣行に準拠している。