日本語の文章を解析するAI(=自然言語処理技術)を用いて、企業のデータドリブン経営、デジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するストックマークは、WiL Fund Ⅱ, L.P.(以下、WiL)を引受先とする第三者割当増資を実施した。
今回の調達資金は、プロダクトの付加価値向上のための研究開発費、事業規模拡大に向けた人件費、プロダクトの認知度向上のための広告宣伝費として活用する。
資金調達先であるWiLは、米国シリコンバレーおよび東京に本社を置く日本大手企業連合の出資によるベンチャー投資育成企業。今回、企業内組織の効率化を図る鍵となるDXを進める同社が掲げるビジョンに賛同し、出資に至った。
ストックマーク 代表取締役CEO 林のコメント
テクノロジーの発展によって、予測できない不確実な時代になっている今、企業は、既存の価値創造プロセスを変え、あらゆる情報をデータとして蓄積、スピーディに解析し、お客様の満足に向き合い俊敏に変化をしていくことが求められています。しかし、これまで自然言語処理技術の限界により、テキストデータをビジネスに活かすことは困難でした。2018年以降のブレイクスルーにより、企業の売上向上や、業務効率化に活かせるレベルにまでになりました。商談相手企業の情報であるニュースや商談メモなどは文章ですし、企画書/提案書も、お客様のニーズもテキストデータです。それらを網羅的、効率的に分析することで真にお客様に向き合うことができるようになると考えます。
ストックマークは、文章の解析で企業のデジタルトランスフォーメーションを支援してまいります。
この度WiLから出資いただき、WiL支援のもと、日本企業のDX、データドリブン経営の支援を広めるとともに我々もイノベーションを生む企業を目指してまいります。
WiLのコメント
今の日本は、世界最先端の技術や豊富な知財を有する企業が数多くありながらも、シリコンバレーのような、世界を変えるイノベーションの創出や新規産業の広がりが起こりにくいという課題があります。
我々は既存の産業を変革するような先端技術や新しいビジネスモデルを持つベンチャーに注目しており、ストックマークの特異な技術は日本企業の生産性向上やイノベーション促進のために活かされるべきものであるとの思いから、この度支援する運びとなりました。
産業の発展に情報・データは今や欠かすことはできません。今回の出資を機に、企業の課題解決に向け、デジタルトランスフォーメーションを推し進めるストックマークのサービスを少しでも多くの企業に役立てていただけるよう、弊社のリソースを最大限に活かしサポートしてまいります。