マツリカは、「Mazrica」の新機能である「サマリーエージェント」をリリースした。

開発の背景
営業担当者による顧客との面談記録やメール・電話でのコミュニケーション、タスクなどの活動情報には、営業活動を前進させるためのさまざまな有用な情報が蓄積されている。
こうした情報はMazrica Salesにおいて「アクション」情報として記録されているが、次のような課題があった。
- 情報量が多く、すべてを確認・把握するには時間がかかる
- 効果的な情報活用ができないため、入力する意味がないという、入力意欲の低下
- 結果として、意思決定の遅延やマネジメントによる担当者への支援不足などが発生する構造に
このような状況に対し、マネージャーの状況把握を効率化し、本質的なマネジメント業務に注力できる環境を整えること、そして営業担当者にとっても「入力が成果につながる」という実感をもたらすことの両立を目指し、今後ますます力を入れていくAI機能の第一歩として、サマリーエージェントをリリースした。
概要

サマリーエージェント機能は、Mazrica Sales内に蓄積した顧客との面談記録や日々の顧客とのメールや電話でのコミュニケーション、タスクなどの活動情報を、生成AIを用いて要約する機能。要約する内容を指定することができ、目的や状況に応じてさまざまなユースケースで活用することができる。

第1弾となる「案件アクションサマリー」は、「案件」(商談情報)に紐づくアクションをAIが自動要約し、課題やネクストアクションといった重要な情報を表示することができる。
特徴
マネージャーがメンバーの案件状況を把握

- 顧客と合意した課題やネクストアクションを要約する
- マネージャーが案件状況をひと目で把握することできるようになり、スピーディなアドバイスにつながる
- 今後のアップデートで担当者ごとにサマリーを作成することが可能になり、マネージャーからメンバーへのサポートをさらに強化することにつながる
商談内容の引き継ぎ円滑化

- 現状の課題点や導入の目的をまとめ、営業担当者からカスタマーサクセス担当者への引き継ぎの際に留意するべきことをまとめることができる
- いままでの提案内容や今後のネクストアクションを要約することで、別の営業担当者へ案件の引き継ぎを円滑に行うことができるようになる
週報や日報の自動作成(今後のアップデートで可能に)


- その日に行った顧客とのコミュニケーション内容を要約し、指定されたフォーマットで日報の下書きを自動で作成できる
- 面談記録から特定の商品を提案しているコミュニケーションのみをピックアップし、週報の下書きを自動で作成できる
- ひとつずつ手作業で記録を確認して日報や週報にまとめる工数を削減する