革新を続ける「Zoom Phone」そして最新製品「Workvivo」
ここで再びスミタ氏が登壇し、革新を続けるZoomの製品についてより詳細に紹介した。
スミタ氏がまず重要な製品と位置づけるのは、Zoom Phoneだ。AI CompanionはZoom Phoneでも利用可能で、コール内容の要約や次のステップの提示、ボイスメールやSMSタスクの抽出といった機能を提供する。また、統合されたダッシュボードで通話料を管理することもできる。
またZoom Team Chatでは、チャットとビデオ会議をシームレスにつなげ、ミーティング前・中・後にも継続的にチャットができる。文章の補完や返信のサポートといった機能もあり、個人単位でもチーム単位でも、リッチな外部コラボレーションを実現する。
さらにスミタ氏は「どの業界であっても、従業員のエンゲージメント向上やハイブリッドワークでのつながり、それを通じて醸成される企業カルチャーは、ビジネスと従業員の結びつきを強めるために重要です」と強調。この従業員エンゲージメントすなわちEXを向上させる製品として、Workvivoを紹介した。
Workvivoは、社内のコミュニケーションとエンゲージメントを統合し、情報が集まり、社員がつながる組織のデジタルハブとなることをコンセプトとしている。近年増加しているリモートワークと出社を組み合わせたハイブリッド型勤務に対しては、オフィスでのワークスペース予約機能を提供し、今後さらに増えるであろう出社に向けて継続的に最適化している。2024年には、予約したワークスペースまでのオフィス内での道順を案内する機能も実装予定だ。
また、会議参加者の名前を明示する「Zoom Rooms」の名前タグ機能や、レコーディングによる非同期型ビデオ機能の「Zoom Clips」など、働き方やタイムゾーンをまたいだコミュニケーション支援の機能を多数提供する。こうした機能はDTEN、Jabra、Logitech、Neat、HP Polyの認定済みのハードウェアと連携することでより効果的に活用できる。