BtoB未経験で入社し3ヵ月でリーダーに
──まずは徳田さんのこれまでのご経歴と、現在担当されている業務についてお話しいただけますか?
新卒で通信系のベンチャー企業に入社し、携帯ショップのカウンター営業として5年ほど働いていました。入社1年で店長職に就任。最後の2年間は現場の育成担当も兼任していました。
30歳を前に「営業スキルの幅を広げたい」という意思からBtoB企業への転職を決意。人事評価のクラウドシステムを提供する企業に入社しました。ちょうどインサイドセールスの専門チームが立ち上がるタイミングで入社したのですが、未経験の自分が教わったことをドキュメント化して次に入ってきたメンバーへ教える流れから、入社2週間で再び育成担当になったんです。小さい規模ではあるものの、3ヵ月でチームリーダーに就任。そこでインサイドセールスとマネージャーの経験を積みました。
2021年9月にLegalForceへジョインし、2ヵ月間は契約審査プラットフォーム「LegalForce」を担当しました。同年11月からは、現在担当しているAI契約管理システム「LegalForce キャビネ」のチームに異動し、12月からリーダーを務めています。
納得感がマネジメントの鍵
──前職でも現職でも、入社からかなり短いスパンでリーダーを任されていてすごいです。キャリアアップのために意識されていることや、モチベーションはありますか。
もっとも意識しているのは「期待に120%以上の力で応える」ということです。女性はいつライフイベントが起こるかわかりません。大学3、4年生のときからそう考えていたため、就職先としてベンチャーを選びました。ベンチャーで期待に120%以上の力で応え続けると、新しい仕事やチャンスが巡ってきますよね。つまり最短でスキル・経験値・人間力を上げられる。それがキャリアアップの大きなモチベーションになっています。
──ここからは徳田さんのマネジメント論を深掘りさせてください。日ごろチームのメンバーを率いるにあたり、リーダーとして大事にしている信条はありますか?
どんなに高い目標だったとしても、メンバーに達成のイメージを持たせることを信条としています。高い目標を私がそのままパスしても、その目標を達成する価値や意味がメンバーに伝わらず、納得感がありません。私がリーダーとしてきちんと意味づけを行う必要があるのです。皆「成長したい」という意欲を持っているので「この目標を達成したり、達成するために努力したりすることが、あなたの今後のキャリアアップやスキルの向上につながるんだよ」と伝えています。目標と成長がリンクする“納得感”は重視していますね。