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企業の競争力を高める「営業DX」とは? 日本の営業組織の未来を探る powered by SalesZine

2024年4月18日(木)14:00~15:30

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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BtoB IT営業 虎の巻

そのフィードバック、部下に響いていますか? マネージャーの評価を下げる5つのNGコミュニケーション

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 7ヵ国での累計500回以上の商談・プレゼンテーション経験を活かし、BtoB営業組織に向けて企業研修を提供する営業コンサルタントの城野えんさんが、昨今のIT企業を取り巻く課題を考察・解明する本連載。前回は、ハラスメント教育とテレワークの浸透によってもたらされた、上司と部下のコミュニケーションの問題について解説しました。今回は、オンラインでの上司と部下のコミュニケーションで遭遇する「NG事例」を5つのパターンに分類し、それらの解決策をお伝えします。適切なフィードバックを行いながら部下のモチベーションアップも実現する「オンラインコミュニケーションのコツ」を紐解いていきましょう。

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「部下に関心がない」と思われてしまう理由

 対面で上司とコミュニケーションを取る機会が減少し、部下たちは孤独感を感じやすい状態にあります。とくに、まだスキルやマインドが確立されていない若手営業パーソンに対しては、上司が積極的に接点をつくる必要があります。なぜならば、部下のモチベーションアップ、ひいてはチームの営業成績向上に直結するためです。そこで本稿では、適切なフィードバックを行いながら部下のモチベーションアップも実現する「オンラインコミュニケーションのコツ」を実例とともにご紹介します。

 私は研修・コンサルティングの一環で、IT企業の社内オンライン会議に同席する機会が多々あります。これらの経験に基づいて、オンラインでの上司と部下のコミュニケーションでよく遭遇する「NG事例」を5つのパターンに分類しました。そのうえで、各課題に対して上司側が取り組める解決策をご紹介します。

 

NG事例1: そもそも、フィードバックを行わない

「部下に嫌われたくないから」「パワハラと言われたくないから」と放任主義のスタンスを取るのは、コロナ禍中に就任した新任マネージャーに多く見られる傾向です。部下側からすると、「自分に無関心なのではないか」と見放された気持ちになりかねません。何かアドバイスがほしいとき、上司が目の前にいれば気軽に聞けたことも、リモート環境下だと遠慮をしてしまって聞きづらい――結果、コミュニケーションが希薄化し、モチベーションが低下する恐れがあります。

 実際に、研修中に行われた私との1on1セッションで「上司が私に無関心で、まったくフィードバックしてくれず……なんだかやる気がでません」と悩みを打ち明けてくれた若手の営業メンバーが何人もいました。 解決策としておすすめしているのは、チームの定例会などで「これから、毎週の個人面談のタイミングでフィードバックタイムを設けます。そこでは、その週の業務で気づいたことを共有しますね」と宣言し、チーム運営上のアクションのひとつに「フィードバックタイム」を組み込んでしまうことです。

 仕組み化してしまえば、フィードバックを伝えやすくなりますし、部下自身も事前に心の準備ができるためアドバイスを受け止めやすくなります。なにより、定例化することで「今週のフィードバックはありますか?」と部下自身が言及しやすくなる点もメリットのひとつです。上司も言いたいことが言えますし、部下も「自分に関心を持ってもらえている」と感じることができ、コミュニケーションの活性化と部下のモチベーション向上につながります。

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多くの会議が「ダメ出し」前提で行われている

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この記事の著者

株式会社JOENパートナーズ代表取締役/営業コンサルタント 城野えん(ジョウノエン)

上海出身。慶應義塾大学商学部卒業後、グローバルIT企業に営業職として入社。新卒2年目に新製品受注件数1位を達成。社内最年少の海外駐在員として、東南アジア地域でのパートナー企業開拓や新規顧客開拓を担当。帰任後に米国系企業との協業立ち上げなどを行い、企業研修・コンサルティング事業で起業。「個人の『成長実...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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