KDDIとシスコシステムズ(以下、シスコ)は、外出先やテレワーク先においてスマートフォンやパソコンなどスマートデバイスから固定電話番号(0ABJ番号)の発着信が可能となるクラウド型の電話システム「Cisco Webex Calling」を、2019年10月31日よりKDDIより法人向けに提供開始することを発表。
「Cisco Webex Calling」はシスコが提供するクラウド型の構内交換機(PBX)機能。KDDIの既存の固定電話ベースの音声コミュニケーション基盤と連携し提供することで、顧客はオフィスへの固定電話回線の引き込みや、宅内機器の設置が不要となり、電話設備の運用管理やコストといった負担が軽減される。
KDDIとシスコは、2017年4月より企業向けコミュニケーションシステムで協業しており、今回の「Cisco Webex Calling」を含め、今後も顧客の働き方改革とデジタルトランスフォーメーションをサポートしていく。
KDDI株式会社 理事 ソリューション事業本部 ソリューション事業企画本部長 藤井彰人氏は次のように述べている。
「KDDIは、シスコとの協業によりクラウド型コミュニケーションインフラである『Cisco Webex Calling』をお客さまにご提供できることを大変嬉しく思います。セキュアで柔軟なCisco Webex基盤により、お客さまのビジネスを支えるコミュニケーションがさらに自由度を増し、新しい体験をご提供できると確信しています。お客さまのビジネスの多様化や働き方改革の一層の広がりを見据え、KDDIがこれまで培ってきたUC(ユニファイドコミュニケーション)、モバイル、クラウドの提案実績を活かし、お客さまのビジネスに貢献していきます」
シスコシステムズ合同会社 副社長 情報通信産業事業統括 中川いち朗氏は次のようにコメントした。
「シスコは、コラボレーションソリューション開発においてKDDIとの協業をさらに強化し、同社による日本市場における『Cisco Webex Calling』の提供を開始できることを大変嬉しく思います。Cisco Webex Callingは、グローバルで展開されているセキュアかつ柔軟なCisco Webexクラウドプラットフォームを利用しています。2020年を控え、ますます加速する日本のお客さまの働き方改革へのニーズをサポートできると確信しています」