LayerXは、TCV(※)をリード投資家とした、総額150億円のシリーズBの資金調達について発表した。その他の引受先は、三菱UFJ銀行および三菱UFJイノベーション・パートナーズ(両社を総称してMUFGグループ)、Coreline Ventures、ジャフコ グループ(JAFCO)、Keyrock Capital Management、JPインベストメントになる。
※TCVはNetflixやSpotify、ByteDance、Revolut、Toastなど世界の企業に出資してきたグロース・エクイティ投資家。日本のスタートアップへの投資は本件が初となる。

概要
LayerXは、AI SaaSやFintech、AI・LLMなど複合的に事業を展開するAIスタートアップ。今回の調達資金は、エンジニアをはじめとする人材の採用、セールス体制の拡充、AIファーストな働き方を実現する競争力のある報酬体系の構築、AI活用による業務の生産性向上などに活用する。これらを通じて、長く働き続けやすい環境づくりに取り組む。
投資家一覧(順不同)
- TCV
- 三菱UFJ銀行
- 三菱UFJイノベーション・パートナーズ
- Coreline Ventures
- ジャフコ グループ(JAFCO)
- Keyrock Capital Management
- JPインベストメント(※)
※JPインベストメントの子会社と三井住友トラスト・インベストメントを共同運営者とするJPSグロース・インベストメント投資事業有限責任組合
TCV General Partner Michael Kalfayan氏のコメント
LayerX is transforming how enterprises manage financial operations in Japan. Their AI-native platform not only drastically reduces manual overhead, but also delivers remarkable transparency, speed, and compliance for finance teams. Fukushima-san and Matsumoto-san have a bold, clear vision for redefining back-office software across Japan and beyond, and are executing with outstanding product velocity. At TCV, we’re excited to back such a deeply technical and mission-driven team.
LayerXは、日本の企業におけるファイナンス業務のあり方を大きく変革しています。AIネイティブなプラットフォームにより、手作業の負担を大幅に削減するだけでなく、経理・財務部門にこれまでにない透明性・スピード・コンプライアンスを提供しています。福島氏と松本氏は、日本、そしてその先の世界に向けてバックオフィスソフトウェアを再定義するという明確かつ大胆なビジョンを掲げ、卓越した開発スピードで実行しています。TCVとしても、これほど高度な技術力と強い使命感を併せ持つチームを支援できることを大変嬉しく思います。