エン・ジャパンのグループ会社であるエンSXは、インティメート・マージャーと共同で、インテントデータサービス「エンSXインテントデータ」を開発し、提供を開始した。

インテントデータとは
インテントデータとは、人や企業が何かを“欲しい”と思ったときに表れる行動の兆し(=意図)を可視化したデータを指す。たとえば、資料請求や問い合わせといった直接的な行動に加え、ウェブ検索やページ閲覧といった間接的な行動も含まれる。これらのデータを活用することで、今どの企業が、どんなことに関心を持っているのかを把握し、より的確なアプローチが可能になる。

サービス開発の背景
BtoBビジネスにおいて、顧客行動は従来の「売り手主導」から「買い手主導」へと変化している。興味関心や課題感といった“購買の兆し”を捉えた営業・マーケティング活動の重要性が高まる中、インテントデータは、精度や活用の難しさといった課題があった。
こうした背景から、エンSXはインティメート・マージャーとともに、新サービスの開発に至った。
特徴
1.データ量
エンSXが持つ顧客基盤と、インティメート・マージャーが持つ国内ウェブ人口の約90%をカバーする約10億件のオーディエンスデータを連携。
2.ニーズの把握
複数のキーワード群を組み合わせて同時分析でき、企業ごとの関心の深さや傾向を捉えられる。
3.特定サイト来訪の可視化
タグの設置により、企業が保有するウェブサイトへの訪問者情報も取得可能。匿名データながら、企業単位での行動分析が行える。
4.関心度のスコア化
興味・関心の強さを数値化することで、アプローチすべき優先順位が明確になる。
5.インサイドセールスによる仮説検証と営業支援
インテントデータに基づいたターゲティング仮説の検証を、インサイドセールス部隊が伴走支援。運用面も含めた成果創出までサポートする。