セールスフォース・ジャパン(以下、Salesforce)は、ライオンが、Salesforceの消費財業界向け製品「Consumer Goods Cloud」の新機能である「トレードプロモーション管理」を採用したことを発表した。
採用の背景
ライオンは、2030年に向けた中長期経営戦略フレーム「Vision2030」で、成長戦略のひとつとして「成長に向けた事業基盤への変革」を掲げ、業務の革新と効率化を進めている。その施策のひとつとして「トレードプロモーション管理」を採用し、営業活動の変革に取り組み、データドリブンな営業プロセスの確立を目指す。
国内の消費財業界では少子高齢化に伴う労働人口の減少により、営業効率および利益効率の向上が課題となっている。消費者の生活スタイルの多様化が進む中、市場で選択され続けるためには、ブランド力と事業基盤のさらなる強化が求められる。
ライオンでは、Salesforceが提供するConsumer Goods Cloudのトレードプロモーション管理を採用し、営業活動の計画、実行、モニタリング、精算までを一気通貫で行う。これにより、ツールの分散によるデータのサイロ化を解決し、販促活動の最適化や、経営指標に基づいた営業部門指標の確立と営業管理体制、営業活動の改革を図る。
今回の採用に際しては、アビームコンサルティングが、さまざまな企業の営業改革や店頭施策の改善などを通じて培った経験と、Salesforceの各種ソリューションならびにConsumer Goods Cloudに関する知見を活かし、営業活動全般のプロセス設計や導入までのプロジェクトをリードする。
ライオン 上席執行役員 ヘルス&ホームケア営業本部長 三國 正晴氏のコメント
これまで営業活動・販促費管理で活用してきたSalesforce製品に新たに追加された機能を活用することで、セールスプロモーションの費用対効果の向上を可能とするなど営業活動の拡充・進化を図ります。これにより、お取引先様への提案高度化を実現し、市場に対し更なる価値提供・貢献を果たすと同時に、当社においてはワンプラットフォームでマネジメントを行うことで、生産性向上も実現していきます。
Salesforce 常務執行役員 エンタープライズ営業第一統括本部 本部長 関 弘毅氏のコメント
ライオン株式会社様が目指す中期経営計画の達成に向けてSalesforceの製品を活用いただけることを光栄に思います。従来の営業商談管理、活動管理に加え、この度採用いただいたトレードプロモーション管理により、ライオン株式会社様の更なるビジネス拡張、同時に顧客体験価値向上を実現し、『より良い習慣づくり』に貢献する所存です。