マツリカは、同社が提供するデジタルセールスルーム「DealPods」において、日本でのさらなるデジタルセールスルームの浸透のため大幅な機能アップデートを実施した。
<デジタルセールスルームとは>
デジタルセールスルーム(DSR)とは、営業(売り手)と購買者(買い手)が商談情報や営業コンテンツを共有し、効率的な営業・購買活動を行うことを目的としたオンラインスペースのこと。
デジタルセールスルームでは、売り手と買い手がリアルタイムでチャットができるほか、タスクや動画、資料の共有などもオンラインでやりとりできる。
本サービスは、主にエンタープライズセールスに従事するセールスパーソン向けに、営業資料の社内管理から顧客共有ページ内での提案、提供コンテンツのトラッキング・効果検証などの機能をオールインワンで提供し、営業活動におけるあらゆるコンテンツデータ・人物データ・商談データを取得・蓄積する。
「エンタープライズセールステック」について
エンタープライズセールステックは、エンタープライズセールス従事者に向けたセールステクノロジー。エンタープライズセールスの難易度や経験者の少なさといった課題をテクノロジーの力を活かしてシンプルかつ効率的に解決する。
エンタープライズセールステック「DealPods」の新機能
1. アカウントプラン・アクションプランの一元管理と作成工数削減
従来のアカウントプラン作成プロセスでは、ドキュメントツールを使用してアカウントプランを作成、さらにエクセルやパワーポイント、描画ツールを駆使して相関図を作成し、その後メンテナンスを継続する必要が生じていた。しかし、この手法では情報が点在し、作成・メンテナンスにかかる工数が増加する。
DealPodsでは、各社ごとに分けられたひとつのページ内でアカウントプラン、相関図、アクションプランを作成できるため、情報を集約し、作成・メンテナンスの工数を削減することが可能となる。
2. チャンピオンの見極め、接触確率・スピードの向上
大型商談を成功させるには、社内推進を手助けしてくれるキーパーソン(チャンピオン)の見極めと接触が重要となる。しかし、これを実現するためには従来、複数の顧客と会話をする必要性が生じていた。
DealPodsでは、デジタル上で顧客の関与者とその役割が可視化され、キーパーソンに直接接触できるチャネルをつくることができるようになる。これにより、見極めから接触までのプロセスが効率化され、商談の進行スピードの向上が期待できる。
3. プロジェクトマネジメント型の営業活動の組織標準化
大型商談では長期にわたる営業活動が求められる。このような商談では、提案力やコミュニケーション能力だけでなく、プロジェクトマネジメント力も重要となる。
DealPodsを活用することで、顧客とのプロジェクト管理・タスク管理が容易になり、双方でネクストアクションを合意することができるため、期日に沿って成約まで進めることが可能となる。これにより、プロジェクトマネジメント型の営業活動の組織標準化が実現され、期日ズレ(スリップ)の減少が期待できる。