AVILENは、大塚商会と資本業務提携したことを発表した。この資本業務提携により、大塚商会の顧客に対し、AVILENのAIソリューションの提供を行っていく。
AVILENは、生成AI等をはじめとする当社が独自開発した技術コアモジュールであるAVILEN AIを活用したAIソフトウェアの開発・実装、AIドリブンなビルドアップパッケージを提供している。また、ChatGPTビジネス研修やクライアントの文書DBにもとづく自動FAQ SaaSプロダクトである「ChatMee」をリリースしている。
大塚商会は、AIによる営業活動支援のシステムを2017年に本格稼働し、AIに関する社内人材育成にも取り組んできた。社内教育ではAVILENのビルドアップパッケージを活用し、日本ディープラーニング協会(JDLA)のG検定・E資格を、2023年5月時点で726名の社員が保有している。
今回の資本業務提携により、AVILENと大塚商会は、中長期的な戦略にもとづきコラボレーション戦略会議を定期的に開催し、両社の技術陣が一体となって生成AIを踏まえた仕事の未来を考えていく。第1弾として、AVILENのビルドアップパッケージを大塚商会の130万社以上の顧客向けに共同開発し、大塚商会から提供していく。
AVILENは、大塚商会とのビジネスシナジーの拡大を図り、AI関連ソリューションの開発・提供を行い、中堅・中小企業のDX推進に貢献していく。また、「AIを使いこなす人」が中心となる社会を目指した中長期的な事業強化の一環として、企業におけるAI活用とAI人材育成を支援することにより「AIの民主化」を推進していく。
本提携における両社からのコメント
大塚商会 執行役員 山口大樹氏
大塚商会は、今回の資本業務提携を通じて、当社のお客様に対し以下のような価値を提供します。まず第一に、AIを使いこなすための人材育成支援サービスを拡充し、お客様の業務に適したAIの活用法をお届けします。また、当社の中長期的な経営戦略に基づき、生成AIやデータサイエンスのノウハウを活かし、AIソリューションの開発・提供を積極的に展開していくことで、お客様のDX推進を強力にバックアップします。このように、顧客ニーズに合わせたAI人材育成とAIソリューションの提供を通じて、大塚商会はお客様のビジネスの成功を支援します。個人的にも私自身のE資格取得で大変お世話になったAVILEN社と資本業務提携を締結することができ大変嬉しく思っています。
AVILEN 代表取締役 髙橋光太郎氏
AVILENは、テクノロジーで日本を豊かにするために、AIソフトウェアの開発、実装やビルドアップパッケージ等のAIソリューションを提供させていただいております。
大塚商会社は、AIによる営業活動支援のシステム化セールスのデジタル化を実現し、営業担当が高度なAIエンジニア資格、E資格を取得するなど、技術への深い理解とDXのレベルが極めて高い企業だと認識しております。これからの最新のテクノロジーを多くの人々に届ける取り組みにおいて、最良のパートナーであると確信しています。
今回の資本業務提携を通じて連携を深め、生成モデル等AIを活用したソフトウェアやビルドアップパッケージを、より広範囲の人や企業に届ける活動を一層加速させます。