アドバンテッジリスクマネジメントは「ウェルビーイングと仕事のパフォーマンスにおける相関」に関するデータ分析を実施。その結果を発表した。
分析手法
アドバンテッジリスクマネジメントのストレスチェックサービス「アドバンテッジ タフネス」を利用している顧客企業のうち、労働生産性を評価する指標「WHO-HPQ」を測定している272社、28万8,388人分のデータを分析。総合ウェルビーイング偏差値と仕事のパフォーマンスを示すWHO-HPQについて企業ごとの平均値を散布図に示し、相関係数を算出した。
WHO-HPQ:WHOが開発した、従業員のプレゼンティーイズム(何らかの疾患や症状を抱えながら出勤し、業務遂行能力や生産性が低下している状態)を測る指標。相関係数は-1から1の間の値をとり、絶対値が1に近いほど相関が強く、逆に0に近くなると相関が弱い。0.1以上が「小」、0.3以上が「中」、0.5以上が「大」の相関関係となる。
調査結果
全企業を対象とした散布図では、相関係数は0.59(指標に不足がない企業に限定した場合は0.45)となり、中程度から大きな相関関係が見られた。
企業規模別の散布図を見たところ、従業員数100名未満、または2,000名以上の企業で相関が高い傾向が見られた。もっとも相関係数が大きかったのは従業員数50~99人規模の企業で、0.86。