ドキュサインは、マイクロソフトとのグローバルな戦略的パートナーシップの拡大を発表した。「The Anywhere Economy(どこでも経済)」において、コラボレーションや合意形成の方法を加速させる方針。
企業はその競争力と関連性を維持するため、デジタル化による変革を求められている。この変革を支援するため、ドキュメントとマイクロソフトは、場所を問わずクラウド上で契約書を準備、署名捺印、管理できる新たな統合・機能を提供する。
両社によるイノベーションの詳細
- DocuSign eSignature for Microsoft Teams
署名が必要な契約書に関する通知をTeams上で直接、リアルタイムで受け取ることが可能となる。Teams会議でのライブ署名など、さらに機能を強化する予定。
- DocuSign eSignature for Microsoft 365
2022年後半を目途に、ユーザーインターフェースの改良や内蔵ダッシュボード、SharePointとeSignatureのエンベロープ(封筒)間のデータの自動同期を提供する予定。
- DocuSign CLM for Microsoft Word
Word内から法的条項ライブラリやAIを活用したリスクスコアカードにアクセスできるようになる。2022年後半にはWordとDocuSign CLMのコメントの相互運用が追加され、ふたつのシステム間の交渉プロセスを整合させる予定。
- DocuSign eSignature for Power Platform
Microsoft Power Platformにて、事前構築されたテンプレートを含む、自動署名ワークフローを構築できる。
- DocuSign eSignature for Microsoft Dynamics 365
取引成立までの時間短縮や、署名プロセスの明確なステータス把握を可能にする。営業担当者の生産性をさらに向上させるためのユーザーインターフェースの拡張も開発中。
ドキュサイン CEO Dan Springer氏のコメント
マイクロソフトは、仕事をする場所を問わず、契約プロセスを合理化するという当社のビジョンに不可欠な存在です。世界の多くの人々がマイクロソフトのアプリケーションやクラウドサービスを利用して仕事を進めている中で、マイクロソフトとの関係を深め、The Anywhere Economy(どこでも経済)を共同で実現できることを嬉しく思っています。
マイクロソフト EVP & Chief Commercial Officer Judson Althoff氏のコメント
ドキュサインとの連携により、契約プロセスを仕事の流れの中に直接取り込めるよう支援する機能が強化されます。私たちは共に、契約における共同作業の複雑さを軽減し、効率性と生産性を高め、あらゆる場所で仕事ができるようにします。