帝国データバンクは、令和に設立された全国の企業について、設立時期や所在地、業種、代表の年齢などを調査した。
令和生まれの企業は全国で39万8,749社、全体の3割を東京都が占める
令和になって新設された企業は2022年4月末時点で全国に39万8,749社確認された。
年別では令和3年(2021年)の14万4,178社がもっとも多く、設立年月別では、最多が「令和3年4月」の1万4,527社、最少が「令和2年5月」の7,486社。
エリア別では関東(19万2141社、構成比48.2%)がもっとも多く、関西(6万7605社、同17.0%)、中部(4万951社、同10.3%)、九州・沖縄(3万9946社、同10.0%)が続く。
都道府県別では東京都(11万9308社、構成比29.9%)が最多。次いで大阪府(3万8,357社、同9.6%)、神奈川県(2万5,719社、同6.4%)、愛知県(2万505社、同5.1%)が続き、上位4都道府県(東京、大阪、神奈川、愛知)で全体の51.8%(20万3,889社)を占める結果に。
新設企業の約3割が「サービス業」
業種が判明した3万7,270社を分析した。 大分類では「サービス業」(1万2,304社、構成比33.0%)の新設が最多。なかでも「専門サービス業」の経営コンサルタント業者(1,261社)、「広告・調査・情報サービス業」の受託開発ソフトウェア業者(924社)などの新設が目立った。
中分類では「職別工事業」(5,144社、構成比13.8%)、「総合工事業」(3,004社、同8.1%)、「設備工事業」(2,875社、同7.7%)の工事業が上位を占めた一方で、「飲食店」は令和元年(5月~12月で434社)、令和2年(329社)、令和3年(116社)と、減少傾向にある。
社長の平均年齢は47.8歳、全国・全業種の平均年齢を12.5歳下回る
社長の年齢が判明した1万9,437社について、社長の平均年齢は47.8歳という結果に。2021年の全国・全業種の平均年齢(60.3歳)を12.5歳下回った。
年代別では「40代」(6,451社、構成比33.2%)がもっとも多く、「50代」(4,531社、同23.3%)、「30代」(4,158社、21.4%)、「60代」(2,246社、同11.6%)が続く。40代未満が全体の59.5%を占めた。