フロンティアは、オンラインセールスから受注を獲得した経験のあるビジネスパーソンを対象に「オンライン商談疲れ」に関する実態調査を実施した。
相手の信頼度が下がる点「商談中に臨機応変な対応ができていない」が最多
オンライン商談の際に、商談相手の印象や信頼度が低下する振る舞いに関して質問すると、「商談中に臨機応変な対応ができていない」が49.5%、「相手が自社やサービスの情報を十分に理解していない」が45%、「商談に必要以上の時間を費やす」が37.8%という結果に。
なお、逆に印象や信頼度が上がったポイントを尋ねると、「商談中も臨機応変に対応できている」が57.7%、「設定された時間内に商談をまとめられる」が41.4%、「チャット等で、の即時的な懸念点の解消や質問ができる」が39.6%であった。
82%が、コロナ禍初期と比べ「オンライン商談疲れ」を実感
コロナ禍初期(2020年4月~12月)と比較して、オンライン商談の回数が増えたことによる「オンライン商談疲れ」の有無を尋ねると、「とても思う」が27.9%、「少し思う」が54.1%という結果に。
「自社や自社サービスに関する情報収集」を商談相手に求める声も
オンライン商談疲れを感じる、と回答した調査対象にオンライン商談疲れに陥らないために商談相手に望むことを尋ねると、「自社や自社サービスに関する情報収集」が56%、「発注後を具体的にイメージできる実績資料などの準備」が39.6%、「ヒアリングのための質問準備」が37.4%であった。
8割以上が「商談に臨む態度や時間」をシビアに見るようになった、と回答 「オンライン商談の回数が増えたことにより、相手の商談時間の使い方や商談に臨む態度といった部分を見る目がシビアになったと思いますか」という設問では、「とても思う」が19.8%、「少し思う」が62.2%という結果に。
77.6%が「商談中にチャットの返信などのマルチタスクを行った」経験あり
オンライン商談中にチャットの返信や他案件の確認などのマルチタスクを行った経験の有無を尋ねると、「かなりある」が20.8%、「少しある」が56.8%と計77.6%がマルチタスク経験を明かした。
調査概要
- 調査概要:「オンライン商談疲れ」に関する実態調査
- 調査期間:2022年3月4日〜同年3月4日
- 有効回答:オンラインセールスから発注につながったことのある会社員111名