ヒューマネージは、AIエンジンを活用して企業の採用活動で応募者から提出されたエントリーシートを診断するツール「i-web AI for ES」のリリースを発表した。これにより、同社はオンライン選考時代、企業・応募者双方にとって公平・公正な採用活動の実現を目指す。
エントリーシートは、応募者に関する非常に貴重な情報である一方、人事担当者の業務負担が大きく、「読む担当者により、選考基準がバラバラになる」「マンパワーに限界があり、丁寧に読む時間がとれない」など、課題を抱える企業も少なくない。また、前年の内定者のエントリーシートをインターネットで入手し、それを丸写しする応募者の存在など、公平・公正性の担保に懸念の声も上がっていた。
このたびリリースされるエントリーシート診断ツール「i-web AI for ES」は、AIエンジンを活用してエントリーシートの内容から応募者と企業との「マッチング度」を予測。企業はマッチング度を参照し、「マッチング度の高い応募者は優先して次の選考に呼び込み、マッチング度の低い応募者のエントリーシートは複数人で読んで判断する」など、選考業務の効率化を実現する。さらに、他人のエントリーシートをコピー&ペーストした内容ではないかを検知し、「コピペ」の可能性が高いエントリーシートに対しては人事担当者が詳細を確認して判断できるようアラートを発する機能も搭載されている。