シスコシステムズがWebex Suiteを発表した。
Webex Suiteは、電話(クラウド電話)、会議、メッセージ(ビジネスチャット)、投票、イベントなどの複数のオンラインコミュニケーションツールがひとつのアプリケーションでシームレスに使えるソリューション。オンラインコミュニケーションのエクスペリエンスを刷新し、ハイブリッドワークの実現を支援する。
双方向のライブQ&Aや投票を集計するSlidoの提供に加え、対面、オンライン、ハイブリッドなどあらゆる形式のイベントを支援するイベントプラットフォームのSocioを提供。また、プライバシーを重視しながら設計されたWebex People Insightsを利用することで、オンラインコミュニケーションに費やしている時間はもちろん、開始時間通りに参加した会議の割合、自分が発言した時間などを、直感的にわかりやすいグラフで確認することができ、個々の参加者に気づきを与え、生産性やエンゲージメントを高めることができる。
今回発表するWebex の主な新機能は次のとおり。
価値の拡大
会議、電話、メッセージ、投票、イベントなどの機能をひとつにまとめた、シームレスにハイブリッドな働き方を支援。Webex の新しいアイデンティティーやロゴは、Webexが市場やユーザー、生活にもたらす力強い目的や価値を反映するものに刷新された。
双方向性のライブエンゲージメントを最大化
業界初のオーディエンスエンゲージメントソリューションであるSlidoとの連携開始により、より双方向なコミュニケーションが可能に。Q&A 、ライブ投稿、クイズなどを通じて、参加者からリアルタイムに意見を収集することができ、投票結果も意見が多いものは大きな文字で表示したり、順番を上に設定できるなど、主催者にも参加者にも、今までにない双方向なエクスペリエンスを提供する。
オンサイト、オンライン、ハイブリッドのすべての新しいイベント エクスペリエンスを提供
今後のハイブリッド型イベントの時代に必要なイベントの実施や管理の包括的な基盤となる。シスコによるSocioの買収取引の完了次第、大規模なエンドツーエンドのイベント体験を実現する全機能が提供可能となる。
周囲で話し声が聞こえても、自分の声だけ伝える
Webexに搭載する市場有数のノイズ除去機能とスピーチ エンハンスメント機能で、周囲の声や音などの背景ノイズを除去し、自分の声だけを拾う。この画期的なMy VoiceOnly機能により、同僚の話し声が常に聞こえているオフィスや、自分だけの静かなスペースを必ずしも確保できない在宅勤務中でも、周囲を気にせずオンライン会議やコミュニケーションに集中することができる。
余分な左右上下のスペースがなく最適なレイアウトで自分が映る
カメラに組み込まれているインテリジェンスが参加者人数を瞬時に判断し、画面のレイアウトや参加者のカメラ映像を最適化するPeople Focus が搭載。会議室から複数人でWebexに参加していても、複数人を1フレームにまとめて入れるのではなく、各参加者を認識し1人1フレームで映し出す。これにより、オフィス勤務、在宅勤務の場合でも対面と変わらない会議を体験することができる。
堅牢で安心なセキュリティ
機密情報を自動的に遮断、削除する Webex 向けのリアルタイムのデータロス防止機能を Messaging で提供。リアルタイムのデータロス防止機能により、ユーザーによる機密情報の投稿を未然に防ぐことができる。これにより、機密情報が投稿されてから修正、削除しなければならないような事態を避けることが可能。さらに、Webex ではエンドツーエンドのID確認による暗号化の拡張などの強化オプションを提供し、使いやすさとセキュリティのいずれも犠牲にすることなく両立させることができる。
パーソナルページからアクセスできる People Insights
パーソナルページからアクセスできる People Insights は、利用者が個人的に設定した目標と、会議、ワークライフインテグレーション、利用時間などを可視化し、管理、把握することができる。「ピープルファースト」の考え方で設計されており、インサイトは、個人、チーム、組織の3つの観点から提供される。すべてにプライバシーとセキュリティが配慮され、この情報を利用できるのは利用者本人のみとなっている。