コパード(以下、Copado)は、Salesforce導入企業の情報システム部門・DX推進部門において、Salesforceの開発・運用業務に携わる担当者112名を対象に、開発・運用上の工数におけるコスト実態調査を実施した。

担当者の6割以上が、Salesforce運用に「月80時間以上」を費やす

Salesforceの開発・運用に投下されるリソースを調査したところ、チーム全体の稼働が「月80時間以上」にのぼる回答者が61.6%に達した。
Salesforce開発における新規開発と改修の比率、42.0%が「半々」と回答

Salesforceの開発・運用において、新規開発と改修の比率を質問したところ、「新規開発と改修が同程度(5割ずつ程度)」42.0%が最多だった。次いで、「新規開発が多い(7~8割)」38.4%という回答だった。
担当者の8割超が、Salesforceの開発・運用において「要件定義に時間がかかる」と実感

Salesforceの開発・運用において、各プロセスにかかる時間の割合について質問したところ、担当者の8割超が「要件定義に時間がかかる」と回答した。
63.4%の担当者が、「環境間のデータ移行・同期」を手作業で実施

Salesforceの開発・運用において、「環境間のデータ移行」(63.4%)や「テストケースの作成」(53.6%)など、本来自動化によって削減可能な工程が依然として手作業で行われていることがわかった。
担当者の3人にひとりが、手作業での「ドキュメント作成・更新」に月40時間以上を費やしている実態

Salesforceの開発・運用にドキュメント作成などの付随業務に月40時間以上を費やす担当者も3人にひとり存在しており、付加価値の低いルーチンワークに人件費が投じられている実態が判明した。
Salesforce担当者の7割以上が、月2回以上の深夜・休日リリース作業を経験

機能リリース作業において、74.1%が月2回以上の深夜・休日対応を行っており、品質不備に加え、日中の業務停止を避けるための時間外作業が重なることで、追加コストの負担が発生していることがわかった。
Salesforce機能リリース後に、91.9%が「緊急対応や手戻り」を経験

リリース品質とコストの関係では、91.9%がリリース後の緊急対応や手戻りを経験していると回答した。
自動化・標準化の欠如が、本来新規開発に充てるべき投資リソースを、リリース作業の維持や不具合修正というマイナスの工数へ転嫁させている実態が浮き彫りになった。
リリース後の不具合原因、「テストが不十分だった」が71.8%で最多

リリース後の不具合が発生した主な原因は「テスト不十分」(71.8%)が最多で、次いで「変更セットの依存関係の複雑化」(58.3%)、「手作業ミス」(49.5%)という回答だった。
Salesforce業務、約9割が「属人化している」と回答

組織の持続可能性において、88.3%が業務の「属人化」を実感していることがわかった。
属人化の課題、第1位「引き継ぎに時間がかかる」、第2位「担当者の退職・異動時に業務が停滞する」

属人化による弊害として「引き継ぎの長期化」(74.7%)や「担当者不在時の業務停滞」(58.6%)が上位に挙がった。これらは、特定の個人への依存が、ナレッジの損失や採用・育成コストの増大を招くリスクを示唆している。
【調査概要】
調査名称:Salesforce開発・運用上の工数・コスト実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー」の企画によるインターネット調査
調査期間:2025年12月11〜12日
有効回答:Salesforce導入企業の情報システム部門・DX推進部門において、Salesforceの開発・運用業務に携わる担当者112名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない
