CRM「eセールスマネージャー」を提供するソフトブレーンは、企業の営業課題や解決に向けた取り組みに関するアンケート調査「esm sales report 2024 」を実施した。
営業部門が抱えている課題のトップは「新規顧客獲得の戦略」業種による違いも
勤務先の営業部門が抱えている課題は、「新規顧客獲得の戦略」が38.6%ともっとも高く、「営業活動の効率化」が35.8%、「利益率の向上」が31.9%、「ITツールの活用」が31.6%と続いた。
業種別のクロス集計で、もっとも多い回答は次のとおり。
- 卸売業では「営業活動の効率化」が40%
- 建設業では「ITツールの活用」が47.6%
- 情報通信業では「新規顧客獲得の戦略」が45.4%
- 製造業では「営業活動の効率化」が38.6%
喫緊の課題は「新規顧客獲得の戦略」と「利益率の向上」
Q1で選択した課題のうち、喫緊の課題を質問したところ、「新規顧客獲得の戦略」が13.3%でもっとも高く、「利益率の向上」が9.5%、「市場ニーズの変化への対応」が7.9%、「営業人材の採用と育成」が7.8%と続いた。
営業課題の解決に向けた取り組みのトップ3は「メンバーのスキル強化」「新規顧客開拓」「ITツールの導入」
抱えている営業課題を解決するための取り組みについては、「営業メンバーのスキル強化」が36.6%でもっと多く、次いで「新規顧客開拓」が34.8%、「ITツール(MA/CRM/SFAなど)の導入」が33.2%と続いた。
業種別のクロス集計では、「ITツール(MA/CRM/SFAなど)の導入」の割合が比較的高かったのは、製造業の37.2%と情報通信業の36.2%だった。
興味関心のあるキーワードは「AI導入・活用」が約4割でトップに
営業課題に関わるテーマにおいて興味関心のあるキーワードを質問したところ、「【ITツール】AI導入・活用」が37%でトップ、「営業プロセスの標準化」が29.7%、「チームのモチベーション向上」が28.6%、「【ITツール】CRM/SFA導入・活用」が24.8%となった。
従業員規模のクロス集計では、規模が大きくなるほど「【ITツール】AI導入・活用」への関心度が高くなる傾向にあり、1,000名~5,000名未満の企業ではその割合が43.2%に、5,000名以上の企業では48%ともっとも高くなった。
また、「【ITツール】CRM/SFA導入・活用」への関心度がもっとも高かったのは、1,000名~5,000名未満の企業で30.4%だった。
【調査概要】
調査概要:企業の営業課題や解決に向けた取り組みに関するアンケート調査
調査方法:インターネット調査
調査機関:2024年7月17~31日
調査対象:同社ハウスリスト内 企業・団体に勤めている人
サンプル数:681名