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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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大手企業への営業戦略と実践~持続的な事業成長に向けて~ 『エンタープライズセールス』出版記念イベント by SalesZine

2024年11月20日(水)15:00~17:10

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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突撃! 隣のセールス・イネーブルメント

営業が「真のセールス」に特化するには NECネッツエスアイが挑む「営業の邪魔をしない」データ活用

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「顧客中心」の強い営業組織をつくるための「セールス・イネーブルメント」に注目が集まっています。一方で、その道のりにある組織変革やIT活用の具体的な取り組みやその裏にある生々しい苦労が表に出ることはまだまだ少ない印象です。本連載「突撃! 隣のセールス・イネーブルメント」では、NTTコミュニケーションズで営業DXに取り組んできた徳田さんが、営業改革に取り組んでいる注目企業に突撃! ほかでは聞けない実践者同士の赤裸々な対談をお届けします。第1回は、SFA支援に約16年携わってきたNECネッツエスアイ・齊藤さんをお招きしました。

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1999年からスタート NECネッツエスアイのSFA活用

徳田(NTTコミュニケーションズ) 各社の営業改革に迫る連載、記念すべき第1回です。齊藤さんは非常に長く営業改革、SFA活用に携わっていらっしゃいますよね。

齊藤(NECネッツエスアイ) 1994年に日本電気システム建設(現:NECネッツエスアイ)に入社し、営業に14年、SFAを含めたICT支援に16年携わってきました。営業としては、商社から特殊法人、中堅・中小企業の新規開拓まで、さまざまな経験を積みましたし、SFAについても黎明期である1999年ごろから利用者として活用してきました。

 現在は、SFA活用のみならず、MA活用やセールス・イネーブルメントにもチャレンジしています。

齊藤さん/徳田さん

徳田 まず気になったのが、1999年ごろのSFAと言うと……。

齊藤 いちばん最初に使ったのは、Lotus Notes(ロータスノーツ)ですね。バブルがはじけて、営業リソースも少ない中で、「チームセリング」を目指し活用をスタートしています。現在の会長の牛島を含めたトップ営業たちの知見を盛り込んでシステム構築しました。ただ正直、週報・月報の域を出ない活用となっていた部分はありました。

 そこから時代が進み、SFAが世の中でもだいぶ浸透していきます。2009年ごろに新しいSFAへの切り替えを行いました。目的はデータ化で、一部実現できたものの、データベースの構造が複雑で外部とのデータ連携の難易度が高く……。営業数字を予測・管理するためだけのツールになってしまったんです。

 そこで2019年にSalesforceの導入に踏み切りました。我々が実現したかったアカウント攻略の高度化、顧客中心のセールス・イネーブルメントの取り組みに向けてあらゆるソリューションを柔軟に連携できる点が決め手になりました。

NECネッツエスアイ株式会社 営業統括本部 営業企画本部 営業情報基盤統括マネージャー 兼 営業企画部長 齊藤大蔵さん

徳田 ロータスノーツ、懐かしいですね(笑)。前のSFAの導入から、Salesforceの導入まで約10年ほどが経過していますが、その間でSFA活用はどのように進化したのでしょう。

齊藤 勘定系のデータとコネクトしたことで、過去実績からお客様との取引のポテンシャルなどが可視化され、一部アカウントプランの作成などに活用できるようになりました。データを入力する環境も一定整ったと思います。一方で、この間に組織の人数がかなり増加したうえに、各地点に営業が散らばっていて施策もそれぞれ異なっていたため、シンプルな数字以外のデータの統制がとりづらくなったという課題がありました。

徳田 入力される「データの質」は、導入当初はどうでしたか。人によってばらつきが大きいという課題をよく耳にします。

齊藤 かつてはかなり感覚的でしたし、やっぱり……隠すんですよね(笑)。徳田さんも以前どこかでおっしゃっていましたが、受注日にすべてを入力するいわゆる「ゼロDay受注」が発生していました。

徳田 よくあることですが、なぜ現場の営業は数字を隠してしまうんでしょうか。

次のページ
なぜ数字を隠す? 入力しやすい環境を"あたりまえ"に

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この記事の著者

SalesZine編集部 宮田華江(セールスジンヘンシュウブ ミヤタハナエ)

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https://saleszine.jp/article/detail/6135 2024/08/07 07:00

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