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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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企業の競争力を高める「営業DX」とは? 日本の営業組織の未来を探る powered by SalesZine

2024年4月18日(木)14:00~15:30

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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育成の鍵は「カルチャー×テクノロジー×データ」 セールスフォース・ドットコム流「学び方」の極意

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 2021年10月15日、SalesZineは「SalesZine & Beyond Be a Challenger 〜新時代のSaaSセールス論」を開催し、ビジネスシーンの第一線を走り続けるための「新時代のチームづくり」「SaaSセールスの挑戦」をテーマに全6セッションのライブ配信を行った。本稿では、セールスフォース・ドットコム 常務執行役員 Sales Enablement & Academy 本部長の安田大佑氏が登壇したセッション「次の時代に活躍するプロフェッショナル人材」の様子をレポート。変化に負けずに活躍し続ける人材像、そしてその育成に不可欠なセールス・イネーブルメントのあり方が同社の人材育成モデルに沿って解説された。

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「理想の営業像」は現場と合致しているか?

 営業部門の人材育成には、階層別研修やOJT、外部研修など、これまでもいくつかの「型」があった。しかし従来の方法は、将来的に活きることがあっても、営業スキルや売上に直結しないと指摘されていた。実際に、OJTの現場では「上司の育成力への依存」、外部研修においては「自社に即した応用が難しい」などの課題が顕在化しつつあった。

株式会社セールスフォース・ドットコム 常務執行役員 Sales Enablement & Academy 本部長 安田大佑さん

 こうした頻出課題を解消し、営業現場の実態に即した人材育成を行うことが、セールスフォース・ドットコムのセールス・イネーブルメントの特徴だ。具体的には、次の図のように「自社の営業のあるべき姿」を研究して定義づけを行い、そのうえで必要な能力を整理して育成プログラムを作成しているという。

 

「どのフェーズでどのようなスキルや能力が必要か」を言語化し、それに合致する育成プログラムを作成しているセールスフォース・ドットコム。育成プログラムを一覧できる形で管理することのメリットは「どのフェーズで行き詰まっているのか、を把握することが可能になる点にある」と語られた。つまずく要因が「スキル」「知識」「ツール」のどれに該当するのかを数字(KPI)に基づいて発見できるようになるため、「〇〇さんはなんだか準備が苦手そうだよね」と感覚的な評価に終始することを防ぐのだという。

「トップセールスとマネージャーの間で『理想の営業像』にズレが生じている課題をよく耳にします。しかし、研究と定義づけのプロセスをきちんと踏むことで、そうした状況を未然に防ぐことができます」(安田氏)

 また、安田氏は一度作成した育成プログラムを常に見直し、改善サイクルを回し続けることの重要性もあらためて強調。同社では四半期から1年に1回のアップデートが継続されていることを明かしたうえで、過去に作成した育成プログラムを長年使い続ける企業に警鐘を鳴らした。

MAをイネーブルメントツールとして活用

 その後はセールス・イネーブルメントにまつわる数字を実際に育成プログラムに落とし込むうえで欠かせない「イネーブルメント・テック」の話題に。同社では、営業のプロセスと結果を管理するCRM/SFA、人材開発の結果を示すイネーブルメントデータ、そして配信した情報の閲覧結果を捕捉するMAを人材育成に活用しているのだという。

 通常、MAは見込み客などを対象としたデータマーケティングに活用されるケースが多いが、セールスフォース・ドットコムは社内向けに応用しているそうだ。MAの特性を利用することにより、入社以降トレーニングの進捗に応じて、さまざまなメールを適切な順番とタイミングで社員に展開し、1人ひとりに対してきめ細かい育成のフォローアップを行うことができる。とくにコロナ禍以降のリモートワーク環境下では、入社後も新しいチームメンバーに会えない状況が続くため、先回りのケアが非常に有効である点が強調された。

 

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「学習」と「成果」の相関性を可視化せよ

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