SmartHRは、Light Street Capitalをリード投資家とし、既存株主・新規投資家を引受先とした第三者割当増資・新株予約権付社債により合計約156億円の資金調達を実施した。同社はこれまで約82億円の資金調達を実施しており、今回の調達により累計調達額は約238億円に。
日本の労働力人口は減少を続け、国や企業が抱える生産性向上への課題は深刻さを増している。課題に対するひとつの解決策としてテクノロジーを活用した業務効率化が推し進められる中、効率化にとどまらない、企業による「働きたいと思う環境の整備」の重要性も高まりを見せている。
同社は、調達した資金を活用することで人事・労務分野の業務効率化に加え、企業による「働きたいと思う環境の整備」のための人事・労務情報のデータ活用を推進していく。具体的には、既存機能である従業員サーベイや分析レポート機能を使用した企業状態の可視化・改善における広い業種での活用事例を創出し、日本の労働市場に適した人材マネジメントモデルを社会に提案。加えて、企業の生産性向上を後押しする人材マネジメント実現に向けた機能開発にも注力する。人事労務領域を超えて、企業によるデータ活用の価値を高め、経営戦略における意思決定を後押ししていく。
常軌を実現するべく、採用強化やマーケティング活動への継続した投資も決定。同社の事業を支える人材基盤の形成、およびサービス認知の向上を目指した広告展開やカンファレンスの開催など、幅広いマーケティング活動を通じて安定した事業成長を目指す。
参加投資家一覧(※順不同)
- 既存投資家:Light Street Capital, THE FUND, Sequoia Heritage
- 新規投資家:Sequoia Capital Global Equities, Arena Holdings, Greyhound Capital, Whale Rock Capital Management, 他1社(社名非公開)