パートナープロップは、PRM「PartnerProp」に「パートナーの操作履歴」機能を追加し、パートナー取引の実態把握と証跡管理の支援を強化した。

背景
昨今発生した新規上場時の会計不正事例を受け、日本証券業協会は2026年3月、「新規上場時の会計不正事例を踏まえた引受審査に関するガイドライン」(※)を公表した。同ガイドラインでは、代理店を介した取引比率が高い場合、実質的な仕入先・販売先の状況確認や、必要に応じた直接確認の重要性が示されている。こうした背景により、IPO審査や監査、内部統制の観点からも、パートナー取引における透明性確保への要請が高まっている。
一般的にパートナービジネスは、販路拡大や市場開拓を進める上で有効な成長手法である一方、自社とエンドユーザーの間に複数の関係者が介在しやすく、販売先の実態や案件進捗、更新履歴を把握しにくいという課題がある。特に、パートナー経由の売上比率が高まるほど、誰に、どのような商流で、どの案件が進んでいるのかを日常的に把握・記録する重要性は高まる。
パートナープロップは、パートナー経由取引における販売先情報の可視化や案件バッティングの検知など、取引の実態把握と証跡管理を支援する機能を提供してきたが、今回新たに、「パートナーの操作履歴」を追加した。
※日本証券業協会『新規上場時の会計不正事例を踏まえた引受審査に関するガイドライン』
主な機能

「PartnerProp」は、パートナー取引における販売先の可視化、進捗や変更履歴の管理、案件重複の把握を1つの基盤上で支援する。これにより、IPO審査や監査、内部統制で求められる取引透明性の確保を後押しするとともに、日常的な案件運用の精度向上にも貢献する。今回新たに追加した「パートナーの操作履歴」機能により、誰が・いつ・どのような操作を行ったのかを把握しやすくなる。
販売先情報の可視化
案件登録時にエンドユーザー情報を入力・蓄積することで、メーカー側はパートナー経由の販売先情報を一括で管理できる。これにより、パートナーを介した取引においても、実質的な販売先の状況把握を容易にし、案件管理の精度向上にもつながる。
取引プロセスの履歴管理
案件の更新履歴や変更内容を記録・蓄積することで、誰が、いつ、どのような更新を行ったのかをさかのぼって確認できる。この結果、監査や内部統制の場面で必要となる証跡管理を支援するとともに、取引プロセスの透明性向上にも貢献する。さらに今回追加した「パートナーの操作履歴」機能により、パートナーによる操作内容も履歴として保持され、履歴管理を強化する。
案件バッティングの検知
同一エンドユーザーへの重複登録を検知することで、案件の競合や不自然な取引の兆候を抽出できる。本機能により、パートナー間の案件重複による混乱を防ぐだけでなく、取引状況の可視化や管理精度の向上にもつながる。
スパイダープラス ビジネスグループ セールス本部 パートナーサクセス部 課長 陶山功陽氏のコメント
当社では、販売パートナー様と健全に事業を推進するために、独自の取引ガイドライン(既存顧客への営業制限等)の遵守とサーバー単位での販売先情報の可視化が不可欠と考えています。
PartnerPropの「販売先可視化/バッティング検知」により、ガイドラインが適切に機能しているかを把握できます。加えて、商談から受注・導入支援まで顧客の自走と共にあるパートナー様のリード状況や活動実態も、案件管理機能によって可視化され、生産性向上につながっています。
今回の追加機能により、「証跡管理」と「営業プロセス最適化」がさらに強化されます。透明性の担保による当社のガバナンス強化につながることと、パートナービジネスのパフォーマンス最大化を支える基盤として、PartnerPropには今後も期待しています。
