Dropbox Japanは、SB C&Sとの協業を強化し、Dropboxの製品群に関する高い知識を有し顧客の業務効率化を推進する専門チーム「Dropbox Center of Excellence(以下、Dropbox CoE)」をSB C&S内に設置することを発表した。
Dropboxは、複数のコンピューターやデバイス間でデータの共有や同期を可能とするオンラインストレージサービス。昨今では、ストレージ以外にも「Dropbox Replay」「Dropbox DocSend」のような、チームの共同作業の効率化を支援するツールを多数提供している。また、2023年6月には「AI ファースト企業」として、AI搭載のユニバーサル検索ツール「Dropbox Dash」のベータ版、およびワンクリックでAIによる資料要約が可能となるツール「Dropbox AI」のアルファ版を発表し、米国を中心とした一部ユーザーに提供を開始している。これらのAI搭載製品群を日本国内でも本格的に展開していくことに先立ち、国内ディストリビューターであるSB C&Sとともに他国に先駆けて「Dropbox CoE」を発足し、より充実したサポート体制を提供する。
SB C&Sは、2015年からDropboxの日本国内ディストリビューターとしてビジネス向けDropboxの販売を担ってきた。さらに2022年からは、「Cloud Service Concierge(クラウド サービス コンシェルジュ)」というSaaS専任のチームを立ち上げ、SaaSのパートナービジネスを推進している。今回の協業強化では「Dropbox CoE」をSB C&S内に設置し、顧客のDropbox活用を一層支援していく。
「Dropbox CoE」における施策
「Dropbox CoE」では2023年9月以降、次の施策を順次実施する予定。
- Dropbox CoEの設置
:Dropboxの技術を継承した営業およびプレセールス/ポストセールスエンジニア、カスタマーサクセス等の専門家により、AI搭載製品等、クラウドストレージ製品にとどまらない製品群を提案・推進することで、顧客企業のさらなる業務効率化・高度化を支援。
- DropboxのAI搭載製品の評価と活用シナリオ開発
:現在一部のみベータ版として英語で提供されている「Dropbox Dash」をはじめとしたAI搭載製品の評価と活用シナリオの検討・開発、および米Dropboxの各製品担当エンジニアによる「Dropbox CoE」チーム向け技術勉強会の定期開催。
- Dropbox 既存顧客企業に対する活用スキル向上のための活動実施
:主要顧客に対するカスタマーサクセス業務支援および、企業がDropboxの活用を推進するための情報を提供する定期開催セミナー「Dropbox University」の共同開催。
- サポート窓口の拡充
:企業向けサポート業務の受け入れ能力を2倍に増強。動画プロジェクト管理ツール「Dropbox Replay」およびドキュメントの安全な共有と追跡・分析を実現するツール「Dropbox DocSend」のサポートを開始。