マーサージャパンは「スタートアップ・ベンチャー企業向け人事・組織領域の取り組みに関する調査」を実施。その結果を発表した。
調査概要
- 調査期間:2022年6月3日~2022年7月15日
- 調査機関(調査主体):マーサージャパン
- 調査対象:スタートアップ・ベンチャー企業における人事・組織領域の取り組み
- 有効回答数(サンプル数): 88件
- 調査方法(集計方法、算出方法):オンラインサーベイを実施し、エクセルにて集計
調査結果
人事・組織領域の取り組みを企業規模別に調査した。
- 従業員30人未満の企業では、「リファーラルを中心とした採用」が主な人事のテーマであることが明らかになった。
- 従業員30~99人の企業では、96%が「評価制度」、69%が「給与テーブル・ガイドライン」の仕組みを導入。30人未満の企業と比べて、評価制度では45pt、給与テーブル・ガイドラインでは32ptの差が生じた。
- 100人を超える企業では、「人材育成」が主な人事のテーマであり、採用手法では「エージェント」をもっとも活用していることが明らかになった。
- 役員・CxOに株式報酬を付与しているかたずねたところ、64%が「付与している」と回答した。
- 中途採用時の報酬設定で何をもっとも重視しているかたずねた。43%が「既存社員の報酬水準」、40%が「前職の報酬水準」と回答した。
- パーパス・MVVを策定しているかたずねたところ、93%が「策定している」と回答。そのうち約7割が創業後3年以内に策定していた。
- どのようなカルチャー浸透施策を実施しているかたずねた。1位が「採用基準への取り入れ」(56%)、2位が「社内イベント・全社会の実施」(44%)、3位が「評価への明示的な取り入れ」(43%)という結果になった。
- どのような方法で評価しているかたずねた。1位が「MBO」(48%)、2位が「バリュー評価」(40%)、3位が「OKR」(31%)という結果になった。
- 賞与を支給しているかたずねたところ、59%が「支給している」と回答。そのうち75%が「定期的に支給」、25%が「不定期で支給」と回答した(いずれも業績に応じて支給)。