プロダクトマネジメントツール「Flyle」を提供するFlyleは、ALL STAR SAAS FUNDをリード投資家に、UB Ventures、TablyからプレシリーズAラウンドとして3億円の資金調達を実施したことを発表した。
アジャイル開発の世界的な普及・ソフトウェア化の進展を背景に、プロダクトマネージャーの需要がグローバルで高まる一方、日本のプロダクトマネージャーは、次のような課題を抱えている。
- 日本市場の特性として、開発サイドよりも営業サイドが強く、開発サイドに顧客情報が届きづらい
- プロダクトマネジメント業務は多岐にわたり、属人的で標準化がしづらい
- 採用市場に人材が少なく、経験あるプロダクトマネージャーが慢性的に不足
このような状況からFlyleは、プロダクトマネージャーが創造的な業務に注力できるよう、労働集約的な業務を効率化・自動化するサービスの開発・提供を開始。2021年6月にプロダクトマネジメントプラットフォームの提供を開始して以降、大手SaaS企業、大手人材企業、スタートアップをはじめとした100社以上でサービスが導入された。
将来的な英語圏展開も視野に入れ、開発体制を強化してプロダクト開発速度を向上するため、今回の資金調達を実施。フィードバック収集・分析・仮説検証といった「自動化」系機能の強化や、ロードマップを軸としたアラインメントを強化する機能の開発など、複雑なプロダクトマネジメント業務をワンストップで解決するソフトウェアを開発・提供する。