デロイトトーマツコンサルティングは、全世界100万件超の特許・技術情報を軸に、出資・提携関係、財務情報など膨大なデータから利用者の経営戦略策定に資する情報を分析・可視化する市場動向分析ツール「Napier」の提供を開始した。
同サービスを通じて、ターゲット市場における企業の参入状況や技術分野の研究開発状況、競合企業がどのような技術・ケイパビリティを有する(スタートアップ含む)企業に重点投資しているのかなど、企業の経営戦略策定に必要な情報の把握を支援する。なお、Smart Energy、Smart Factory、自動運転、ドローン、5G、Smart Healthcare、Fintech、セキュリティなどの事業関心度の高い傾向にある20分野の市場・企業動向の把握が可能で、サブスクリプション型のサービスとして対象拡大をはじめとした機能拡充が予定されている。
サービス特徴
- 独自アルゴリズムで特許データを将来の注力領域を示す先行指標としてスコア化
- スコア情報を財務・出資情報と紐づけることにより、競合動向とエコシステムを可視化
- 競合企業間の出資関係を独自の描画ツールにる可視化により鍵となる企業の発見を支援
- ターゲット企業の投資・出資(ファンド含む)・財務・非財務データを統合的に提供し、戦略分析を支援
- スコア情報や出資情報の紐づけにより、スタートアップ企業の探索を効率化