本年6月から、パワーハラスメントの防止を企業に義務付ける法律『パワハラ防止法(正式名称:「改正労働施策総合推進法」)』が施行された。そこで、パワハラ・セクハラのグレーゾーン問題を専門的に扱う研修会社のインプレッション・ラーニングは、各企業が新型コロナウィルス対策に取り組み始めた3月に、全国のビジネスパーソン男女1,000人を対象にハラスメント問題についての実態調査を行った。
同調査の結果、「ハラスメントから守ってくれそう」芸能人ランキングは、男性1位がタモリさん、女性1位が天海祐希さんとなった。
「パワハラやセクハラから守ってくれそうな芸能人は誰か?」(敬称略)
男性芸能人は、男女ともに世代を超えて全体的にお笑い芸人への支持率が高い傾向にある。女性は、テレビドラマの影響か、天海祐希さんが圧倒的に支持されており、和田アキ子さん、真矢ミキさんが続く。
各役職別の順位結果については、次のとおり。
同社代表 藤山晴久氏は次のように述べている。
「全体的に支持される芸能人の特徴がふたつ推測されます。ひとつめは、相手の話を受け止める能力がある点。意見を挟まず、まずは悩みを受け止めてくれそう。そのうえで、自分の体験や意見をもとに、セクハラ、パワハラ行為者への対処のアドバイスがもらえ、その言葉に励まされたり、勇気づけられたり、時には、悩みを笑いで吹きとばしてくれるような方が上位にランクインされているように考察しました。ふたつめは、自分の生き方や働き方に確固たる信念や考える軸を持っている点。どの方もその分野で一流を極めた方プロフェッショナルばかり。豊富な人生経験があり、個性的で、ぶれない信念や価値観をもつ方に悩みを相談したい、問題解決して欲しいという気持ちが調査結果から読み取れます。」
調査概要
- 調査名:第2回ハラスメントグレーゾーンに関する調査結果
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査地域:全国47都道府県
- 有効回答数:1,000サンプル
- 調査対象:20~59歳の男女…会社員(一般社員、管理職、経営者)、公務員・教職員・非営利団体職員、派遣社員、契約社員のビジネスパーソン
- 調査期間:2020/3/19~2020/3/25