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TIS、参天製薬のRPA製品「UiPath」導入を支援 対象を営業マーケティング領域へも拡大予定

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 TISインテックグループのTISは、参天製薬の業務プロセス改革を牽引するRPA(Robotic Process Automation)製品「UiPath」の導入を支援したことを発表。参天製薬は、眼科に特化し、医療用・一般用の医薬品や、医療機器の研究、開発、販売・マーケティング活動を行っている製薬会社。

 参天製薬では、2019年6月より同社の社員が開発したロボットが順次稼働している。R&D領域では、OCRによる研究データの整理を行うロボットのパイロット開発で、コストの削減効果が認められるなど各部門での業務効率化に貢献。さらに、RPAのロボット設計をきっかけにブラックボックス化していた業務の作業手順の可視化や整理をすることで、業務プロセス改革の起点となる効果も生まれているという。同社では、RPA化する対象をR&D領域やバックオフィス業務に加え、今後は営業マーケティング領域へも拡大させていく予定。

参天製薬の「UiPath」導入イメージ

 

 TISは、本プロジェクトにおいて「UiPath」の環境構築から、ガイドライン策定、開発トレーニングなどをトータルで支援した。

 参天製薬は、全社的な生産性向上プロジェクトに取り組んでおり、2017年ごろよりAI、RPA、IoTなどの新技術情報を精査し、業務プロセス改革に直結する観点からRPA導入を決定した。情報システム部門内の定型業務を対象にRPAのPoCを経て、2018年には全社展開に適したRPAツールとして「UiPath」を、その導入支援パートナーにTISを選定。参天製薬では、以下の理由から「UiPath」とTISを選定した。

「UiPath」の選定理由

  • ユーザー部門での開発に適した優れた操作性
  • 海外拠点でのサポートや多言語対応できるグローバル展開への適性
  • 海外の大手企業での導入例の多さと日本市場でのサポート体制
  • 「UiPath Orchestrator」(「UiPath」で作成したロボット(端末)を一元的に管理・統制する管理サーバ)の統合管理でローカル環境のロボット乱立を防ぐことができる点

TISの選定理由

  • 「UiPath Orchestrator」を含めた環境構築や社員のトレーニングから開発標準テンプレートやガイドライン策定までのトータルな支援体制
  • UiPath社の認定パートナーとしての信頼感(2019年9月にパートナープログラム最高位の「ダイヤモンドパートナー」に認定)
  • 技術面に加え、ユーザー視点でのわかりやすい説明と提案力

 参天製薬株式会社 情報システム本部 コマーシャルシステム&デジタル・ソリューションチーム チームマネージャー 安藤栄治氏は、今回の導入に関して以下のように述べている。

 「当社では、社内のRPAの利活用を活性化に向けて、ロボット開発のノウハウを社員に共有する開発担当者による事例発表会を継続的に開催しており、TIS 担当者も発表に参加してもらっています。高度化したRPAを事業のフロント領域へ展開していくにあたり、多くの企業で導入実績があるTISの知見や活用のアイディアに期待しています」

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