ログラスは、kubellが、クラウド経営管理システム「Loglass」を導入したことを発表した。

導入の背景
kubellグループは、ビジネスチャット「Chatwork」で築いた基盤を軸に、「BPaaS(Business Process as a Service)」を構築し、多角的なサービス提供を進めることで、さまざまな領域で本質的なDXを図っている。
同社は2024年12月期、EBITDA、営業利益および経常利益で黒字化を達成し、さらなる成長に向けて経営管理を強化している。
既存の経営管理システムで数値集計や差異分析は行えていたものの、人件費や共通費の配賦計算はシステム内では対応しきれず、表計算ソフトに依存している状態が続いており、計算ミスや修正作業の発生、確認作業の煩雑化などが経営管理高度化の課題となっていた。
そのため、属人的な業務の解消と、予実管理業務のスピードや精度の向上を目指し、経営管理システムのリプレイスを検討していた。
こうした課題を解決するために、kubellはLoglass 経営管理とLoglass 人員計画の導入に至った。導入の決め手は、次の3点だった。
- 複雑な配賦計算を自動化し、事業別の詳細な損益をリアルタイムで把握することが可能となり、経営判断のスピードと精度向上に期待ができるため
- Loglass 人員計画を活用することで、人件費の変動が事業計画に与える影響をシミュレーション可能となり、人員計画と予算管理が可能になるため
- 開発のスピードがスピーディで、今後の機能拡張を含めた将来性に期待を持てるため
kubellはLoglass導入後、配賦・人件費の計算および集計工数を削減し、差異分析とアクション改善に時間を割くことで、さらなる成長に向けた適切なコスト管理と、経営判断の精度向上を目指す。
kubell 執行役員 兼 経営企画ディビジョン長 澤口玄氏のコメント
当社はフェーズやモデルの異なる複数の事業を展開しており、各事業の自律的経営を実現できる管理会計の仕組みを構築することが経営企画部門としての重要な課題です。しかしながら、詳細な粒度での費目管理のために人件費や配賦といった演算を表計算ソフトで属人的に対応しているが故、迅速性・正確性に欠く状況にありました。
「Loglass 経営管理」と、人員管理に特化した機能の「Loglass 人員計画」であれば、弊社の細かな管理粒度での演算に対応可能であり、直面している課題が解決できると考えました。また、開発スピードが速く、今後の機能拡張を含めた将来性に期待を持てる点も導入の決め手となりました。
今後、「Loglass」を活用し、より精緻な管理会計の実現を目指すとともに、当社グループのさらなる成長を加速させていきます。