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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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SalesZien Day 2025 Winter

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常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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【書籍紹介】自社にとっての「ザ・モデル」を創る 今とらえ返す「レベニューモデル」と3つの基本戦略

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 現在多くの企業がマーケティング・インサイドセールス・フィールドセールス・カスタマーサクセスのオペレーションモデルを取り入れている。一般に「ザ・モデル(The Model)」と呼ばれるが、その原理原則を正しく理解しているだろうか。どの会社にも適応するモデルは存在しない。改めて本書を読み返し、ビジネスの再現性を高める自社ならではの「ザ・モデル(THE MODEL)」を構築しよう。

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自社にとっての「ザ・モデル」を創る

 2005年3月、Salesforce日本法人においてSMB市場向けの組織づくりとオペレーションの実践が開始された。米国本社における営業スタイルを学んだ福田康隆氏らは、その新たな挑戦に向けてマーケティング、インサイドセールス、フィールドセールスによる分業体制や中間指標管理といった「日本でまだ展開されていないインバウンドリードを軸としたSMB市場向けのフロー」(p.29)の図を作成し、日本法人のメンバーに受け入れてもらうためのわかりやすい名称として「ザ・モデル」と名付けた。

当時の米国本社で、この図がこの名前で呼ばれていたわけではない。あくまでも数あるマーケティングと営業プロセスのパターンの1つに過ぎないものだった(P.29)

 福田氏自身の経験を交えながら「自社にとっての『ザ・モデル』を創るためのヒントを解説」(p.288)するのが『THE MODEL(MarkeZine BOOKS) マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス』(福田康隆 著、翔泳社)だ。

画像を説明するテキストなくても可
THE MODEL(MarkeZine BOOKS) マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス

 本書は福田氏の“新しい営業プロセス”との出会いや実践を記す1部に始まり、分業から共業へのシフトを示す第2部、売上をつくり出すプロセスを解説する第3部、重要な3つの基本戦略を示す第4部、そして人材や組織づくり、マネジメントを示す第5部で構成される。

「ザ・モデル」の誤解を解消し、共業による売上創出へ

 第2部において福田氏は、「ザ・モデル」を参考として組織改革に取り組む企業に対して警鐘を鳴らす。

ただしこのモデルを「マーケティングが獲得した新規リードをインサイドセールスが素早くフォローして、商談として進められるものを選別し、営業に引き渡す」という分業によるオペレーションとだけ理解していると、実行段階で行き詰まるはずだ。残念だが、そのやり方ではもはや通用しない時代になった(p.40)

 顧客の購買検討やビジネス成長のプロセスが変化した現代では「分業による副作用」が生じる。そのため、マーケティングからインサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスに至る流れを一方向ではなく循環させ、「共業」へシフトしなければならない。福田氏は、売上を生み出す実践的な「レベニューモデル」と、“人”にも目を配りながらそのプロセスを動かす責任を持つCRO(Chief Revenue Officer)の重要性を提唱。その活動の前提となる3つの基本戦略について、マルケト日本法人の立ち上げを例に解説する。

3つの基本戦略

  1. 市場戦略(Go-to-Marlet Plan)
  2. リソースマネジメント
  3. パフォーマンスマネジメント 

 本書は2019年に発行されて以降10万部を超え、BtoBビジネスにおける「プレイブック」として今もなお多くのビジネスパーソンに読み継がれている。新たに読む人はもちろん、すでに読んだことがある人も改めて本書を手に取り、「ザ・モデル」の本質についていまいちど理解を深めてほしい。

[開催迫る]福田康隆氏とともに、THE MODEL構築やアップデートを実現!

 11月28日・29日、書籍『THE MODEL(MarkeZine BOOKS) マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス』を基にした宿泊型講座「THE MODEL CAMP」を開催します!

 著者の福田康隆氏とともに、自社のTHE MODELを創り、磨く特別な2日間を過ごしませんか? クローズドな場所でのディスカッションで得られる深い学びや同じ課題感をもつ仲間たちとのネットワークは、これからの財産になることは間違いありません。詳細は特設ページよりご確認ください。皆様のご参加を心よりお待ちしています!

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この記事の著者

SalesZine編集部 高橋愛里(セールスジンヘンシュウブ タカハシアイリ)

1992年生まれ。新卒で総合情報サービス企業に入社し、求人広告の制作に携わる。2023年翔泳社入社。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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