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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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大手企業への営業戦略と実践~持続的な事業成長に向けて~ 『エンタープライズセールス』出版記念イベント by SalesZine

2024年11月20日(水)15:00~17:10

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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『いちばんやさしいDXの教本』著者が解説する営業DX成功の秘訣

[SFA定着率99%]100人に聞くより、ひとりになりきる「コスプレUX」で営業の信頼を得よう!


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 前回は営業DXを進めるためには、現場の課題特定が大事であること、そのためのアンケートやインタビュー方法について解説してきました。アンケートとインタビューを行うとさまざまな意見が出てきます。今回は、SFA定着率99%の当社で私が実践してきた「営業が嬉しい施策を特定する裏技」を紹介したいと思います。アンケートやインタビューを行う際に意識してみてください。

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インタビューを実施しても営業施策が現場に定着しない原因は?

 ツール導入や仕組みづくりを進めるにあたって、ユーザーにインタビューをして、現場の声を聞くことの大切さが理解され始めるようになりました。これまではどちらかというと、机上で営業戦略を考えてきたという営業企画部門の方もアンケートやインタビューを行う機会が増えたのではないでしょうか。

 しかし、「アンケートやインタビューを実施したが、営業がツールを利用してくれない」「レポートを見てくれない」という相談をよく受けます。これは形式に沿ってヒアリングをしただけで正しく声を聞くことができておらず、現場が本当に欲しいものを提供できていないからです。

 ツールや施策について現場からは多くの要望や不満の声が上がってくると思います。そのなかから、つい「企画にとって都合の良い声」や「役職の高い営業部長の考え」を拾うことが多いと思います。しかし、本当に使われる仕組みを提供するためには、「現場に喜ばれる内容なのか」を判断することが何よりも大事なのです。

100人のインタビューよりひとりの営業を観察するメリット

 今回はアンケートやインタビューの精度が上がる、現場の要望をうまく引き出せるオススメの方法をご紹介したいと思います。

 まずは営業の1日の行動を徹底的に観察してみましょう。ただ見ていればいいのではありません。通常、営業企画の方は営業活動を行わないと思いますが、あえて営業の業務を手伝ってみるなど、営業と同じ気持ちになって観察をしてみましょう。

 営業と同じ目線に立つメリットはふたつあります。ひとつめは、現場がいちばん困っている課題を知ることができることです。同じ空間で仕事をしていると、ふとしたときに愚痴が出ることがあるでしょう。この声が非常に重要で、アンケートやインタビューでは出てこないホンネだったりします。この声は、現場で同じ目線でなければ聞くことはできません。

 ふたつめは、営業から信頼を得ることができることです。アンケートやインタビューは、少し上から目線で営業活動を良くしてあげようという姿勢が透けてしまいます。しかし、一緒に仕事を手伝いながらヒアリングを行えば、仲間意識が生まれ、「この人のことなら協力してあげよう」という気持ちに持っていくことができます。

 

 このように、現場で観察を行うと、アンケートやインタビューでは見えてこなかった営業の気持ちに1歩近づくことができます。ひとりに張りついて信頼を得ることで、100人にインタビューしていても見えなかった改善すべきポイントが見えてくるのです。

次のページ
密着する営業人員を選出する際のコツは?

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この記事の著者

ディップ株式会社 dip Robotics 室長 亀田重幸(カメダシゲユキ)

ディップ株式会社 dip Robotics 室長/HCD−Net認定 人間中心設計専門家。プログラマー、インフラエンジニア職を経て、バイトルのiOS/Androidアプリを企画立案、エンジニアとディレクター両側面スキルを活かし、数多くのプロジェクトマネジメントを手掛けた。その後、自社内のAI/RPA...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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