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三桜工業がSpark+の社内データ横断AIエージェント「ORION」を生成AI活用基盤として導入

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 SparkPlus(読み:スパークプラス、以下、Spark+)は、企業内に蓄積されたさまざまな形式の社内データを横断して回答・提案するAIエージェント「ORION(オリオン)」が、三桜工業の生成AI活用基盤として導入されたことを発表した。

背景・概要

 製造業では、人口減少・高齢化を背景に、熟練者の知見継承と生産性向上が喫緊の課題となっている。業務マニュアル・技術文書・報告書・図表を含む資料などの非構造化データが増加し、必要な情報にたどり着くまでに時間を要することで、本来注力すべき設計や生産などのものづくりの業務時間が圧迫される状況が生じている。

 三桜工業は、自動車部品メーカーとして、連結約8,000名の従業員を擁し、グローバル17ヵ国で事業を展開している。継続的な成長に向けて生産性向上を重要課題とする中で、社内調査により、情報検索や資料作成に多くの時間が割かれている実態が明らかになった。

 生成AIの活用は有効な解決策になり得る一方、外部AIサービスの利用に伴う情報漏洩リスクや活用スキルの属人化が懸念される中で、堅牢なセキュリティと非属人的な活用促進が両立できるAI基盤としてORIONの導入を決定した。

課題と導入背景

 三桜工業が抱えていた主な課題は次のとおり。

  • 情報検索・資料作成に伴う時間的コスト:社内に蓄積された技術文書、マニュアル、報告書などの探索や各種資料の作成に多くの時間が割かれ、設計・生産など本来の業務に充てる時間が不足。
  • 外部AI利用に伴うセキュリティリスク:グローバル展開する製造業として、機密性の高い技術情報や顧客情報を扱うため、外部AIサービスに社内データを入力することへの懸念。
  • AI活用スキルの属人化:生成AIを業務に活用できる社員が限られており、一部の担当者の工夫にとどまっていた。社員が広くAIを活用できる仕組みが必要不可欠な状態。

採用の決め手

 三桜工業がORIONを生成AI活用基盤として選定した主な理由は次のとおり。

  • 既存IT基盤との統合によるセキュリティ確保:Microsoft Entra IDとの連携により、既存のIT基盤と統合された権限管理を実現。社内データの外部漏洩リスクを抑えながら、安全にAIを活用できる環境を構築。
  • 社内のAI活用を促進する仕組み:ORIONに搭載されたプロンプト共有機能により、効果的な使い方を社内で共有・蓄積が可能。AI活用に不慣れな社員でも、ほかの社員が作成したプロンプトを参照することで、すぐに業務に活用できる仕組みを提供。
  • 業務ニーズに応じた拡張性:ORIONはSaaS(Software as a Service:クラウド経由で利用するソフトウェア提供形態)型の基盤でありながら、業務ニーズに応じて独自のAIエージェントを追加構築できる柔軟性を備えている。共通の活用基盤から、部門ごとの業務特化型AIへの展開が可能。

期待される導入効果

 ORIONの導入により、三桜工業では次の効果を見込んでいる。

  • 情報検索・資料作成の効率化:社内文書の横断検索により必要な情報への到達時間を短縮し、資料作成の支援により、ものづくり業務への集中時間を創出。
  • AI活用の社内での底上げ:プロンプト共有機能を通じて、部門を横断した効果的な使い方の蓄積・展開。
  • セキュアな環境でのAI活用:既存IT基盤と統合された権限管理のもと、機密情報の漏洩リスクを抑えた利用環境。

Spark+ 代表取締役CEO 本田純平氏のコメント

 三桜工業様に、ORIONを生成AI活用基盤としてご導入いただけることを大変光栄に思います。

 製造業においては、技術文書や図表を含む社内データの活用が競争力の源泉となる一方で、情報漏洩リスクへの配慮から、AI導入に慎重にならざるを得ない状況があります。ORIONは、既存のIT基盤と統合されたセキュリティ環境のもとで、社内データを安全に活用できる点に特長があります。

 グローバル17ヵ国で事業を展開される三桜工業様がAI活用基盤を導入されるという決断は、製造業におけるAI活用の重要な一歩です。資料作成や情報検索に費やしていた時間を「ものづくり」に振り向けられる環境を共に構築し、三桜工業様の生産性向上に貢献してまいります。

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