LayerXは、三菱UFJ銀行と戦略的パートナーシップに関する覚書を締結したことを発表した。
これにより、2025年9月1日に発表したシリーズBの資金調達と合わせて、これまでに取り組んできた「バクラク」事業における協業に加えて、AI・LLM事業が展開する生成AIプラットフォーム「Ai Workforce」を活用した組織変革実現および新規事業創出に向けた協業検討を開始する。

協業の背景
LayerXと三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)および三菱UFJ銀行は、2019年のブロックチェーン協業以来長期にわたり連携し、2023年にはMUFGの連結子会社が運営するVCファンドが出資を実施するなど、創業当初から関係を構築してきた。
2024年には両社の業務提携契約を締結し、三菱UFJ銀行の法人の顧客向けに「バクラク for MUFG」を提供開始。また、生成AIプラットフォームAi Workforceを三菱UFJ銀行に導入し、社内のナレッジシェア活発化による営業活動の効率化に取り組んでいる。
戦略的パートナーシップ締結の目的
今回締結した戦略的パートナーシップは、MUFGグループの金融事業とLayerXの法人支出管理やAI・LLM領域における知見やノウハウ、顧客基盤を相互に提供し、これまでのバクラク事業に加えてAi Workforce活用による企業変革実現および新規事業創出に向けた協業を本格的に開始することを目的としている。