SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

  • 前回のSalesZine Dayのセッションの様子をレポート記事でお読みいただけます。

  • 過去開催時のイベントテーマをまとめてご覧いただけます。

直近開催のイベントはこちら!

大手企業への営業戦略と実践~持続的な事業成長に向けて~ 『エンタープライズセールス』出版記念イベント by SalesZine

2024年11月20日(水)15:00~17:10

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

お申し込み受付中!

SalesZine ニュース

「年上の部下」へのマネジメント、必要なのは「敬語」よりも「傾聴」と「適切な関与」/サイボウズ調査

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena

 企業・組織のチームワークや、自律型組織づくりを支援するサイボウズチームワーク総研は、「年下の上司」1,500人、「年上の部下」1,000人を対象に「年上の部下へのマネジメント」に関する意識調査を行った。

調査概要
  • 調査目的:年功序列型の組織形態が変化する中、年下の上司と年上の部下の関係性を探り、マネジメント支援の参考とする。
  • 調査対象:
    【図表1:出現率調査】
    30~50代会社員(役員、派遣社員、契約社員を除く):3,000名 *割付なし
    【図表2~7】
    (1)部下に、年上の正社員がいる30~50代ミドルマネージャー(課長〜部長職相当):1,500名
    (2)上司(課長〜部長職相当)が年下である50代正社員(職位不問):1,000名
    *割付条件:就業実態に寄せるため、勤務先の従業員規模で割付。加えて、年上の部下層では、男女別、年齢別で割付
    (総務省統計局「令和3年経済センサス活動調査」「平成29年就業構造基本調査」参照)
  • 調査期間:2023年5月24日~29日
  • 調査方法:パネルを活用したインターネット調査
【図表1】直属の上司が年下の割合(30~50代会社員)

 現在、30~50代会社員のうち、「直属の上司が年下」である人は約20%。従業員数2,000人以上の大企業では、30%近くに達している。今後、年功序列から成果主義へのシフト、定年の延長によるシニア社員の増加などで、上司が年下であるケースはさらに増える可能性がある。サイボウズチームワーク総研では、「年下の上司」と「年上の部下」との関わりを調べ、マネジメント支援のための視点を探った。

「年下の上司」と「年上の部下」、ともに76%が「相手との仕事はやりやすい」と回答

【図表2】仕事のやりやすさ

「年下の上司」に対しては「年上の部下」との仕事のやりやすさを、「年上の部下」に対しては「年下の上司」との仕事のやりやすさを聞いた。その結果、ともに76%が「やりやすい」と回答した。

【図表3】相手との仕事が「とてもやりやすい」「まあやりやすい」と答えた理由

 仕事がやりやすいと答えた理由を、年下の上司、年上の部下それぞれに聞き、同じ選択肢から回答してもらった。「年下の上司」側の回答結果を見ると、年上の部下は「仕事を任せられる」「相手が聞く耳を持っている」「相手のスキルや経験が十分」という回答が上位に挙がり、仕事への信頼に関わる理由が見られる。一方「年上の部下」側の回答では、年下の上司は「相手に上から目線がない」「相手が聞く耳を持っている」「相手が話しかけやすい雰囲気」という意見が上位となり、接しやすさ・相談しやすさに関わる理由が上位に挙がった。

「年上の部下」がもっとも必要視するのは「部下の話を聞く」こと

【図表4】「年上の部下」へのマネジメントとして、必要だと思うこと

「年上の部下」へのマネジメントに必要と思うことを聞いた。「年下の上司」側の意見で、もっとも多く上がったのは「敬語・丁寧な言葉遣い(41.9%)」だったが、「年上の部下」側では27.7%に留まった。

 一方、マネジメントされる側となる「年上の部下」側では、「部下の話を聞く」が43.2%と最多に。次いで、「適切な判断と意思決定」「部下のミスのフォロー」が続いた。これに「年下の上司が年上の部下に実際にしていること」の回答結果を重ねると、いずれも10%以上の差が見られ、実態が追いついていない様子がうかがえる。

「年下の上司」は、「年上の部下」の固定化した価値観やチームの人間関係に苦労

【図表5】自身が「年下の上司」で、苦労したこと

「年下の上司」に、「自身が年下の上司で、苦労したこと」を自由回答で聞いたところ、「年上の部下の固定化したやり方・考え方」「年上の部下に気を遣い、伝え方が難しい」「年上の部下と他メンバーとの、関係調整」といった意見が見られた。

【図表6】「年上の部下」に関する意見

 また、「年下の上司」に「年上の部下の価値観は、なかなか変わらない」「年上の部下は、所属チームの人間関係に置いて気を遣う」という意見についてどう思うかたずねたところ、過半数が「そう思う」と回答した。

「年上の部下」には、チームの屋台骨としての期待

【図表7】「年上の部下」に関する意見

「年上の部下」に関する意見を「年下の上司」と「年上の部下」の両者にたずねた。「年下の上司」の回答では「若い人の手本となるべき」が80.8%、「所属チームのパフォーマンス発揮の主力となるべき」が74.6%、「あれこれ指導しなくても、自走して成果を出すべき」が73.2%、「上司に適切な助言やアドバイスをするべき」が62.7%と、いずれも高い傾向となった。「年上の部下」の回答でも同様の傾向を示した。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena
関連リンク
この記事の著者

SalesZine編集部(セールスジンヘンシュウブ)

編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena
SalesZine(セールスジン)
https://saleszine.jp/news/detail/5004 2023/09/08 17:49

Special Contents

AD

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2024年11月20日(水)15:00~17:10

イベントカレンダーを見る

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング