デジタル・ナレッジが運営するeラーニング戦略研究所は、研修がある会社で教育を受けている会社員100名と、人事部の人材教育・育成業務担当者100名を対象にそれぞれ企業研修の実施状況に関する調査を実施。その結果をまとめた報告書を公開した。
コロナ3年目における研修の実態
- 社員の85%が「オンライン研修のみ」「オンライン研修と集合研修を併用したハイブリッドラーニング」を受講。
- ハイブリッドラーニングのうち「オンライン研修の実施比率7割以上」が66.6%。
- 企業は「知識教育か実践教育か」「研修規模が大きいか小さいか」「基本はオンライン、初回のみ/重要な研修のみ集合」などの基準で集合研修とオンライン研修を使い分けている。
- コロナ禍で「集合研修が減った・なくなった」のは94.4%、「オンライン研修が増えた」のは84.3%。
社員と企業の研修満足度
- 研修満足度はハイブリッドラーニングが社員70.8%・企業71.2%、オンライン研修が社員70.4%・企業85.7%、集合研修が社員40%、企業50%。
- 満足度を高めている要素について、社員側では「時間・場所の制約がない」、企業側では「目的にあった使い分けが可能」「受講者増とコスト削減が両立できる」。
- 「今後もハイブリッドラーニングを継続したい」社員は92.7%、企業は96.9%。
調査概要
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調査目的
コロナ3年目に入った現在の企業研修の実態を把握するとともに、社員側・企業側の意見の共通点または相違点から課題と今後の展望を探る。
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調査方法
アンケート専門サイトを用いたウェブアンケート調査
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調査期間
- 社員側調査:2022年6月2日~6月3日
- 企業側調査:2022年6月2日~6月6日
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調査対象
- 社員側調査:研修がある会社で教育を受けている勤続年数3年以上の会社員100名
- 企業側調査:人事部の人材教育・育成業務担当者100名