ライフデザインパートナーズ(以下、LDP)は、駿台グループのエスエイティーティー(以下、SATT)と共同で、法人向け営業研修サービス「新・心を動かす会話術」を開発し、2025年7月1日より提供を開始することを発表した。

開発の背景
営業職における人材育成は属人的になりがちで、「育つ人と育たない人の差」が組織課題となっている。
LDPはこれまで2万人以上に研修を提供する中で、行動心理学や脳科学に基づく再現性のある会話術を体系化してきた。一方、SATTはeラーニングのプラットフォーム開発の実績を持つ。また、長年の予備校事業で蓄積された教育データと分析ノウハウを保有しており、今回はその強みを営業教育に転用する。
両社は、今回の協業により「学び→実践→成果→分析→改善」という成長サイクルを回す仕組みの実現を目指す。
特徴
1.科学的に体系化された営業スキル習得法
「信頼構築構築」「質問の科学」「モノが飽和した時代の提案」「高度情報化社会の2種類のクロージング」など、プレゼンテーションを10ステップで学習。コンテンツは行動心理学・脳科学の理論をベースに、成果を再現できるよう設計されている。
2.ハイブリッド型の学習設計
事前の動画学習、対面研修、事後の復習eラーニングという三層構造。SATTの「学び~と」が学習の進捗と定着状況を可視化し、教育担当者の負担を軽減する。
3.「伸びる社員」の共通点を分析・可視化
本プログラムでは、受講者の学習履歴を一元管理(LMS)し、「どのプログラムを、誰がどのように学んだか」を集積。そこから実際の「営業成果」との相関を分析する。たとえば、新卒で急成長した社員が、入社3ヵ月間でなにを重点的に学習していたのかが可視化できる。コンテンツや学習パターンが視覚化され、人材育成の精度を高める。
4. 教育の未来──“人の熱”と“AI”が共存する世界へ
将来的には、本プログラムで蓄積された学習と成果のデータベースをもとに、AIとの連携による営業人材育成の最適化も視野に入れている。
5. 属人的な営業教育から「再現性のある人材育成」へ
本プログラムは、属人的な営業教育に限界を感じている人事担当者、「伸びる社員」の傾向をデータで把握したい営業責任者、学習ログを組織資産として蓄積・分析し採用や配置にも活かしたい経営者など、現場の声に応えるものである。
営業研修プログラム構成(一例)
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ドクターセールス法:営業の使命感と顧客の信頼獲得
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信頼構築メソッド:初対面から信頼を得る科学的アプローチ
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必勝プレゼン:ストーリーテリングと購買心理の融合
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質問の科学:商談を動かす2種類の質問技術
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クロージング技術:懸念解消と意思決定支援