パートナーズは、全社員を対象とした印象マネジメント研修を開催した。

本研修は、5月9日の「メイクの日」にちなみ、「外見もまた信頼構築を支えるビジネススキルである」という視点に立ち、性別や職種を問わず全社員を対象に、清潔感・誠実さ・信頼感といった、信頼される見た目の印象をビジネススキルとして再定義することを目的に企画された。同社は、資産運用を担う企業として、顧客との信頼関係構築を軸に、日頃からコミュニケーション力やビジネスマナーの向上に取り組んでいる。
背景


不動産や金融業界では近年、AIやチャットボットの導入が進み、営業活動のオンライン化・効率化が加速している。
とくに、不動産や資産運用といった大きな意思決定を伴う事業領域において、担当者の第一印象や振る舞いは信頼構築に直結する。資産運用という性質上、顧客にとっては将来を預けるような長期的な意思決定となることも多く、担当者の清潔感や誠実さを含む人としての信頼感が、判断の一助になるケースも少なくない。
このような背景から、パートナーズでは、信頼感や安心感の提供こそが、今後も、企業価値を高めるうえで欠かせない要素になると位置づけ、視覚的な第一印象を、再現性の可能なスキルとして体系化し、全社で共有することを目的に印象マネジメント研修を企画・実施した。
信頼を引き寄せる印象を、学べるスキルに

第一印象の多くは視覚情報に基づいて形成されるとされており、中でも眉や肌(顔色・目元など)は、「清潔感」「誠実さ」「話しかけやすさ」といった非言語的な印象に影響を与える。今回は、その中でも効果的かつ改善しやすい部位である眉と肌に焦点をあて、スキルや経験に依存せず、印象の変化を構造的に理解・習得できるよう設計した。
また、本研修は性別や営業職にかぎらず、全社員を対象に実施した。
講師には、印象・メイクアップ研修のプロフェッショナルであるisseiより、メイクアップアーティストを招き、ビジネスシーンにふさわしいメイクの方法を実践形式で学び、フィードバックを交えながら指導を受けた。
社員アンケートに見る、印象マネジメント研修の効果
研修後の社内アンケートでは、営業職の参加者全員が「身だしなみや清潔感が営業成績や信頼に影響する」と回答。第一印象の重要性が、業務成果と直結していることがうかがえる。また、全体の約99%が「印象づくりへの意識が高まった」と回答し、約90%が「印象はセンスではなく、学べるスキルである」と認識できたと回答した。
<参加者の声(一部)>
- メイクに抵抗があったが、自然に取り入れられ、印象の変化を実感した
- 少しの工夫で印象が大きく変わると実感。プロの指導で納得感も得られた
- 対面・オンラインで人と接する業務が多く、第一印象を見直すきっかけになった