HubSpot Smart CRMの導入・運用支援サービスを通じてRevOpsソリューションを提供する100(ハンドレッド)は、Relic社におけるHubSpotを活用したデータ一元管理の事例を公開した。本事例では、スプレッドシート管理から脱却し、顧客情報の一元管理と効率的なマーケティング・セールスプロセスの構築を通じて「攻めのデータ活用」を実現した取り組みを紹介している。
HubSpot導入の背景
Relic社では、マーケティングマネジメント室が設立されるまで、事業部ごとに異なるマーケティング施策が実行され、顧客情報はスプレッドシートで分散管理されていた。このため、予実管理や顧客対応の整合性に課題が生じ、データの一元的な管理と活用の必要性が高まっていた。
Relic社は、増え続ける顧客対応を効率化するために複数の管理ツールを検討し、コストパフォーマンスとスケーラビリティの観点からHubSpotの導入を決定。しかし導入当初は十分に活用されず、二重管理やデータ整合性の問題が残されていた。
課題の解決策と成果
100は、Relic社に対して「HubSpotヘルスチェック」を実施し、HubSpotの活用度合いや改善点を客観的に評価。その結果に基づき、HubSpotのSales HubとMarketing Hubを中心に、全社統一のセールスプロセスを構築するための運用設計を行い、データの一元管理と各部門での統一的なHubSpot運用をサポートした。
今回の取り組みにより、Relic社はスプレッドシートとHubSpotでの二重管理から脱却し、HubSpot上でのデータ一元管理が実現した。1万件以上の顧客情報をHubSpotで統合管理することで、各種マーケティング施策や営業活動がより効果的に行えるようになり、セミナーの案内も自動化され、毎回100名以上の集客を実現している。また、メールパーミッション管理の効率化や、経営レベルでの戦略立案に必要なデータをHubSpotに集約することで、顧客情報の活用度が向上した。